高砂橋(たかさごばし)は、中川に架かる東京都都市計画道路 補助280号の橋である。

概要

2007年(平成19年)までは東京都道468号堀切橋金町浄水場線の橋であった。現在の橋は2003年(平成15年)竣工の2代目であり、右岸(西詰)の東京都葛飾区青戸二丁目と左岸(東詰)の高砂二丁目の間を結んでいる。

歴史

架橋以前

江戸時代から明治時代にかけて現在の高砂橋付近には「曲金の渡し」と呼ばれる中川の渡船があり、江戸市中の人々が柴又の帝釈天への参詣路として利用していた。この「曲金の渡し」は享保14年(1729年)に開設、宝暦8年(1758年)に場所替えをするなどしながらながく利用されていた。

1932年の橋

1928年(昭和3年)の東京府の産業道路改良費の一部(橋梁費)によって当時の府県道28号(浅草松戸線)に架橋された。橋は1932年(昭和7年)7月開通、橋長:187.3 m、幅員:7.5 mで、上部構造は鋼鈑単純プレートガーダー橋であった。 また、1972年(昭和47年)頃に下流側に人道橋が架設されている。

2003年の橋

架け替え工事は1993年(平成5年)に着手、2003年(平成15年)3月に開通した。架け替え中、人道橋のあった位置に一時的に架設された仮設橋はその後、横浜市の鶴見川に架かる「潮見橋」の仮設橋に転用された。

周辺

  • 大光明寺(旧・極楽寺)
  • 高砂天祖神社
  • 観蔵寺
  • 怪無池
  • 青龍神社
  • 東京慈恵会医科大学葛飾医療センター
  • 京成高砂駅 - 徒歩で約8分。
  • 青砥駅 - 徒歩で約10分。

隣の橋

  • 中川
(上流) - 中川大橋 - 京成本線中川橋梁 - 高砂橋 - 青砥橋 - 奥戸橋 - (下流)

脚注

参考文献

  • 葛飾区教育委員会 『かつしかの橋 葛飾区橋梁調査報告書』、1989年


中川2 高砂橋 YouTube

葛飾区 高砂橋 Takasago Bridge Katsushika Ward, Tokyo

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中川を歩く

中川の橋 016 高砂橋