ジャーナル・スクエア・トランスポーテーション・センター(Journal Square Transportation Center、JSTC)はアメリカ合衆国ニュージャージー州ジャージーシティにあるマルチモーダル交通ハブである。ケネディ・ブールバード沿いのジャーナル・スクエアにある10階建てのオフィスタワーと店舗街、バスターミナルと2階建ての駐車施設、そしてパストレインのジャーナル・スクエア駅からなる複合施設で、ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社が所有している。地下駅の天井は高く、ホームに繋がるメザニンが設けられている。駅の上層には地上階や地上のバス停に出るエスカレーターや駐車場行きエレベーターが多数設けられている。
歴史
ジャーナル・スクエア・トランスポーテーション・センターはハドソン・アンド・マンハッタン鉄道(H&M)のサミット・アベニュー駅跡地に建っている。サミット・アベニュー駅は1912年4月14日に開業した。付近一帯は1920年代にジャーナル・スクエアと改称された。
ケネディ・ブールバードと駅を結ぶコンクリート製オープンスパンドレルアーチ橋は1926年に建設されたもので、エイブラハム・バートン・コーエンが提案した、より野心的な橋上広場形式に比べると穏当な設計になっている。橋のデッキ上に設けられたバス停と駅を結ぶ通路がアーチから吊り下げられていたが、道路の中州に設けられていたバス停は撤去されている。
H&Mは1962年に港湾公団ハドソン川横断公社(Port Authority Trans-Hudson、PATH)に買収され、1968年に駅の建て替えが始まった。定礎は1972年9月20日で、ブルータリズム運動末期の1973年・1974年・1975年に段階的に開業した。線路そのものは1834年にベルゲン・ヒルの掘割に敷設されたもので、後にペンシルバニア鉄道ジャージーシティ支線になった。パセーイク・アンド・ハーシマス線の貨物列車が時折ハドソン川の断崖越えのためにこの掘割を通過する。
ジャーナル・スクエア・トランスポーテーション・センターが列車とバスの乗換駅になっていることから、地域の歩行者を減少させ、ジャーナル・スクエア周辺の商業施設から客足を遠のかせているとする声もある
1998年にジャッキー・ロビンソンの銅像が寄贈された。
周辺施設
- ジャーナル・スクエア
- バーゲン・スクエア
- インディア・スクエア
- ファイブ・コーナーズ
- 程孫・カウンティー・コミュニティ・カレッジ
- ハドソン・カウンティ・コートハウス
- ローズ・ジャージー・シアター
- マリオンセクション
- スタンリー・シアター
- ビーコン
- セント・ピーターズ大学
パストレイン
パストレインのジャーナル・スクエア駅はハドソン・アンド・マンハッタン鉄道サミット・アベニュー駅として1912年4月14日に開業した。現在はジャーナル・スクエア-33丁目線の2系統の起終点になっている。ホーム階は島式ホーム2面4線で、内側の2線にジャーナル・スクエア-33丁目線、外側の2線にニューアーク-ワールド・トレード・センター線の列車が停車する。
駅構造
バス
ニュージャージー・トランジットと民間バス会社がハドソン郡全域とミッドタウンのポート・オーソリティ・バスターミナルとの間の路線バスを運行している。ニューアーク、ハッケンサック、ジャージーショアおよびアトランティックシティへの路線もある。バス停は駅構内やパヴォニア・アベニューおよびシップ・アベニューからアクセス可能なプラットホーム形式になっている。
画像
脚注
外部リンク
- PATH - Journal Square
- NJT Bus Routes in Hudson County
- Kennedy Boulevard entrance from Google Maps Street View