北愛国駅(きたあいこくえき)は、北海道(十勝支庁)帯広市愛国町にかつて存在した、日本国有鉄道(国鉄)広尾線の駅(廃駅)である。事務管理コードは▲111502。
歴史
- 1953年(昭和28年)11月15日 - 国有鉄道広尾線の北愛国駅として開業。請願駅。旅客のみ取り扱い。
- 1987年(昭和62年)2月2日 - 広尾線の全線廃止に伴い、廃駅となる。
駅名の由来
愛国駅の北に位置することから。
駅構造
廃止時点で、1面1線の単式ホームを有する地上駅であった。ホームは、線路の東側(広尾方面に向かって左手側)に存在した。また、転轍機を持たない棒線駅となっていた。
開業時からの無人駅で駅舎は無かったが、ホーム中央部分に待合所を有した。簡易委託駅として、乗車券の販売が行われていた時期もあった(1981年(昭和56年)12月発行の乗車券が確認されている)。
利用状況
1981年度(昭和56年度)の1日当たりの乗降客数は10人。
駅周辺
- 北海道道238号更別幕別線
- 札内川
- 十勝バス「北愛国交流広場前」停留所
バス路線
代替バスは道路事情の関係で帯広 - 依田 - 北愛国 - 愛国の別系統が設定されたが、路線統合を経て2006年(平成18年)9月をもって廃止された。現在はスクールバスに準じた愛国・大正方面行のみが運行される。
駅跡
駅跡地には、現在、バスの待合所が建っている。1999年(平成11年)時点では北愛国会館の脇に「広尾線北愛国駅跡地」と記載された小さな標柱が設置されていたが、2010年(平成22年)時点では撤去されていた。
隣の駅
- 日本国有鉄道
- 広尾線
- 依田駅 - 北愛国駅 - 愛国駅
脚注
関連項目
- 特定地方交通線