苗代村(のしろむら)は、石川県能美郡に存在した村。
戦国時代に『野代荘』の荘園名、江戸時代に『苗代郷』の郷名が当地に存在し、村名もこれによる。
地理
- 現在の小松市においては、中心市街地(旧・小松町)の南側に隣接する所に位置した。
- 村内は平坦な地形が多く、東側は丘陵地に掛かる。加賀三湖のうち、木場潟と今江潟に面した。
- 当時の主な産物は、米、野菜、絹織物、陶磁器、瓦、竹製品など。「小松表」の生産中心地でもあり、イグサ製品や、むしろなどの生産も多かった。
歴史
- 1907年(明治40年)8月5日 - 本折村、浅井村及び蓮江村が合併して、苗代村が発足する。
- 1919年(大正8年)11月26日 - 尾小屋鉄道開業、苗代村内に吉竹駅を開設。
- 1940年(昭和15年)12月1日 - 小松町、安宅町、牧村、板津村、白江村、苗代村、御幸村及び粟津村が合併して、小松市が発足する。勘定は東山町に名称を変更する、あとの13大字は小松市の町名に継承。
交通
※当村廃止時点でのもの
鉄道
- 尾小屋鉄道
- 吉竹駅
関連項目
- 石川県の廃止市町村一覧