サー・ロバート・ロビンソン(Sir Robert Robinson、1886年9月13日・ダービーシャー - 1975年2月8日)は、イギリスの化学者。イギリス学派に属する。1912年からシドニー大学教授。1915年にイギリスに戻り、リヴァプール大学、ロンドン大学教授を経て1930年からオックスフォード大学教授を務める。1920年に王立協会のフェローに選出され、1945年から1950年まで王立協会会長。アルカロイドの研究により1947年にノーベル化学賞を受賞した。
業績
ロバート・ロビンソンは化学、特に有機化学の発展に大きく貢献した。彼は有機電子論を発展させた。1917年にトロピノンの全合成を報告、1935年にロビンソン環化を報告した。ストリキニーネ、ニコチン、モルヒネ等の構造決定に貢献し、抗マラリア剤の開発にも貢献した。
受賞・栄典
- フランクリン・メダル(1930年)
- ベーカリアン・メダル(1930年)
- ロイヤル・メダル(1932年)
- パラケルスス・メダル(1941年)
- コプリ・メダル(1942年)
- フランクリン・メダル(1947年)
- アルバート・メダル(1947年)
- ノーベル化学賞(1947年)
- メリット勲章受勲(1949年)
- プリーストリー賞(1953年)
- アウグスト・ヴィルヘルム・フォン・ホフマン・メダル(1957年)
出典
外部リンク
- Sir Robert Robinson - Biographical