『X-MEN:ダーク・フェニックス』(原題:Dark Phoenix)は、マーベル・コミックの「X-メン」をベースとした、2019年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。「X-MEN」フランチャイズでは『デッドプール2』(2018年)に続く12作目で、メインシリーズでは『X-MEN:アポカリプス』(2016年)に続く7作目であり、最終作。サイモン・キンバーグが脚本・共同製作・監督を務め、長編監督デビューとなった。
ストーリー
アポカリプスから人類を救う戦いから10年。サイコキネシスとテレパシーの特殊能力をもつミュータントであるジーンは、宇宙でのミッションで起きた事故が原因で自分の中のダークサイドが増幅し、制御不能になってしまう。そして、彼女の内に封じ込められていたもう一つの人格〈ダーク・フェニックス〉が解き放たれ、地上の生命体が全滅しかねない危機が訪れる。
キャスト
※括弧内は日本語吹替。
- ジーン・グレイ / ダーク・フェニックス - ソフィー・ターナー(能登麻美子)
- チャールズ・エグゼビア / プロフェッサーX - ジェームズ・マカヴォイ(内田夕夜)
- エリック・レーンシャー / マグニートー - マイケル・ファスベンダー(三木眞一郎)
- レイヴン・ダークホルム / ミスティーク - ジェニファー・ローレンス(牛田裕子)
- ハンク・マッコイ / ビースト - ニコラス・ホルト(浅沼晋太郎)
- スコット・サマーズ / サイクロップス - タイ・シェリダン(木村良平)
- オロロ・マンロー / ストーム - アレクサンドラ・シップ(志田有彩)
- カート・ワグナー / ナイトクローラー - コディ・スミット=マクフィー(内山昂輝)
- ピーター・マキシモフ / クイックシルバー - エヴァン・ピーターズ(吉野裕行)
- セレーネ - コタ・エバーハード(藤田曜子)
- アリキ - アンドリュー・ステリン(白熊寛嗣)
- ヴーク - ジェシカ・チャステイン(浅野真澄)
- 大統領 - ブライアン・ダーシー・ジェームズ(こばたけまさふみ)
公開
当初、2019年2月14日にアメリカ合衆国で公開予定であったが、2018年9月、2019年6月7日に延期されると報じられた。
公開初週の週末興行収入は、3300万ドルで2位デビュー。これは、X-MENシリーズの中でこれまで最低であった『ウルヴァリン:SAMURAI』(5311万3752ドル)を下回り、COVID-19のパンデミック時に劇場公開された『ニュー・ミュータント』(2020年)に次いで2番目に低い興行収入となった。製作費2億ドル(約216億円)に広告宣伝費などを含めた総額は3億5000万ドル(約380億円)に上ると見られており、本作の興行的失敗により、配給元の20世紀フォックスは1億3300万ドルの赤字を計上すると見込まれている。なお、2019年に公開された映画の中で最大の赤字映画となった。
脚注
外部リンク
- 公式ウェブサイト(英語)
- 公式ウェブサイト(日本語)
- X-MEN:ダーク・フェニックス | Disney (日本語)
- X-MEN:ダーク・フェニックス - YouTubeプレイリスト