ラスティ・アレン・ライアルRusty Allen Ryal, 1983年3月16日 - )は、アメリカ合衆国オクラホマ州出身の元プロ野球選手(内野手)。

1991年から1992年まで中日ドラゴンズに所属していたマーク・ライアルを父に持つ。

来歴

2005年のMLBドラフトで、アリゾナ・ダイヤモンドバックスから14巡目で指名され入団。入団後しばらくはマイナーリーグ暮らしを続けていた。

2009年シーズンは3Aで打率.290、17本塁打、70打点を記録し、8月10日にメジャーデビューを果たした。同年8月15日のドジャース戦に代打で出場したライアルは、打球をドジャース先発・黒田博樹の頭部へ直撃させてしまう。ライアルは「あなたにけがをさせてまで、メジャーにしがみついていたくない」と黒田に謝罪の手紙を送ったが、黒田は「僕が引退したとき、彼に当てられたと胸を張れる選手になってほしい」と返答した。

2010年はメジャーで104試合に出場し、打率.261、3本塁打、11打点の成績を残した。12月23日に読売ジャイアンツと契約。

2011年は開幕から正三塁手としてスタメン起用されたが、攻守ともに目立った結果を残せず5月13日に登録抹消された。6月中旬には再登録されたが、下旬に再び登録抹消。8月下旬に小笠原道大の故障により再昇格したものの、9月3日の東京ヤクルトスワローズ戦において代打で見逃し三振に倒れた後、試合終了前に無断でベンチから姿を消したとして罰金を科された。この試合以降一軍出場はなく、10月1日には球団から戦力外通告を受けた。この件の他にも使った場所を自分で整備しない、マウンドへの集合があってもそれを怠るなど、素行の悪さはチームメイトからも批判されていた。33試合の出場で打率.198、0本塁打、4打点、OPS.478という成績だった。この年の巨人はライアル以外にも、セス・グライシンガー、カルロス・トーレス、シーズン途中に獲得したジョシュ・フィールズ、東日本大震災の影響でシーズン前に無断帰国しそのまま解雇されたブライアン・バニスター(ライアルと同じくNPB助っ人外国人二世)といった外国人選手が結果を残せず、優勝を逃した原因の一つに挙げられた。11月16日にはアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結んだ。

2012年、AAA級リノでは64試合の出場で打率.241、4本塁打、OPS.634の成績に終わり7月25日に解雇された。27日にアトランタ・ブレーブスとマイナー契約を結ぶ。AAA級グウィネットでは28試合の出場で打率.287、2本塁打、OPS.759の成績を残した。

2013年1月2日にロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結ぶ。9月1日にロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムへトレードで移籍するが、11月5日に解雇。

2014年はアトランティック・リーグのシュガーランド・スキーターズに所属。6月4日、フィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結ぶも、7月17日に放出された。

選手としての特徴

確実性の高い打撃に定評がある中距離打者。守備では内野の全ポジションをこなせる器用性が魅力。

詳細情報

年度別打撃成績

  • 2013年度シーズン終了時

記録

NPB
  • 初出場・初先発出場:2011年4月12日、対東京ヤクルトスワローズ1回戦(宇部市野球場)、7番・三塁手として先発出場
  • 初安打:同上、4回裏に石川雅規から右前安打
  • 初打点:2011年4月29日、対横浜ベイスターズ1回戦(横浜スタジアム)、5回表に篠原貴行から中前適時打

背番号

  • 8 (2009年 - 同年途中)
  • 4 (2009年途中 - 2010年)
  • 33 (2011年)

脚注

関連項目

  • 親子メジャーリーグ選手一覧
  • 読売ジャイアンツの選手一覧

外部リンク

  • 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)

ラスティーのプロフィール YouTube

ラスティ・ライアル(巨人)【パワナンバー・パワプロ2020】 パワプロ村

パワプロでラスティ・ライアル(巨人)の応援歌を作ってみた YouTube

ラスティ最終戦BGMって|あにまん掲示板

【蒐命のラスティル 】ラスティルやる 4【Stean】 YouTube