K006(けー ぜろぜろろく)は、京セラが日本国内向けに開発した、auブランドを展開するKDDIおよび沖縄セルラー電話のCDMA 1X WIN(現・au 3G)対応携帯電話である。製造型番はKY006(けーわい ぜろぜろろく)。
概要
- 既存の簡単ケータイ K005を基に再設計・再開発したベーシックなフィーチャーフォン。主に新規の携帯初心者ユーザーのほか、800MHz帯周波数の再編に伴い、既存のcdmaOne端末(Cシリーズ全般)およびCDMA 1X端末(Aシリーズ全般)の代替ユーザーを想定している。
- メインディスプレイにはワイドQVGA表示対応の3.0インチ液晶を採用。また、防水性能はIPX5/IPX7に対応しており、キッチンやバスルームなどの濡れた水回りで利用することができる。端末本体の表面にはau端末としては初の試みとなる傷がつきにくいハードコート加工を施し、透明感のある質感を実現。このほか、各機能の消費電力を抑え、電池パックの稼働時間をある程度延長する事が可能な「長持ちモード」にも対応。なおカメラはオートフォーカス対応の331万画素CMOSを搭載し、更におサイフケータイ(EZFelica)にも対応している。
- 後に追加されたカメラなしモデルのK006 Z(製造型番・KY006 Z)は機密保護・業務外利用対策のためカメラ機能および外部メモリースロットが撤去されている。
沿革
- 2010年(平成22年)7月22日 - KDDI、および京セラより公式発表。
- 2010年9月9日 - 沖縄地区にて発売。
- 2010年9月10日 - 上記以外の残りの地区にて発売。
- 2010年10月18日 - K006 Z(カメラなし)の追加がKDDI、および京セラより公式発表。ただし本体色はグロッシーブラックのみ。
- 2010年10月23日 - K006 Zが九州地区を除く全国にて発売。
- 2010年10月28日 - K006 Zが九州地区にて発売。
- 2012年(平成24年)7月22日 - L800MHz帯(旧800MHz帯・CDMA Band-Class 3)によるサービスの停波によりそれ以降はN800MHz(新800MHz帯・CDMA Band-Class 0)帯および2GHz(CDMA Band-Class 6)帯の各サービスで利用する事となる。
- 2013年(平成25年)1月 - 販売終了。
- 2022年(令和4年)3月31日 - 同キャリアの3Gサービスの完全終了・停波により、本端末は利用不可となる。
対応サービス
- すぐ文字®
- ラッピングメール
- エモーションメール®
- 漢字チェック
- ワンタッチ文字サイズ切替
- 長持ちモード
- とじるとロック
- 遠隔ロック
- 遠隔マナー解除
- 自動マナー
- ICレコーダー
- カウントダウンタイマー
- グラフィックメモ
など
関連項目
- W62K
- K003
- K004
- K005
- NS01
- misora
- PRISMOID
- lotta
- E07K
- E10K
- GRATINA KYY06 - 事実上の後継機種。本機と異なり、ワンセグチューナーやBluetoothに対応。
- PT002 - 本機同様のコンセプトを持った韓Pantech社製の携帯電話。
注
外部リンク
- K006(KYOCERA)
- K006(au) - ウェイバックマシン(2010年7月25日アーカイブ分)