石峯寺(しゃくぶじ)は、兵庫県神戸市北区にある真言宗の寺院。山号は岩嶺山(がんれいさん)。
歴史
寺伝によれば、651年(白雉2年)孝徳天皇の勅願により法道が開山したとされ、延命地蔵と称する地蔵菩薩を本尊とする。747年(天平19年)、行基が薬師堂を建立し、823年(弘仁14年)、嵯峨天皇の勅願により三重塔を建立したとの伝えもある。
伽藍
- 薬師堂(重要文化財)
- 三重塔(重要文化財)
- 本堂
- 仁王門
- 鐘楼
- 鼓楼
1974年「石峯寺及びその周辺」として、十輪院、竹林寺とともに文化環境保存区域に指定され、1997年には「新・こうべ花の名所50選」の1つに選定されている。
文化財
重要文化財(国指定)
- 薬師堂 - 室町時代、桁行五間、梁間五間、入母屋造。
- 三重塔 - 室町時代、銅板葺、高さ24.41m。日本にある重要文化財の三重塔のなかでも、最も高いものの1つである。
周辺の名所
- 十輪院
- 十輪院庭園
- 竹林寺
- 光山寺跡
- 石峯寺の末寺として創建、羽柴秀吉の三木城攻略時に焼失
- 石峯寺城跡
- 有馬ロイヤルゴルフクラブ
交通アクセス
- JR福知山線・神戸電鉄、三田駅から神姫バスで30分、「野瀬」下車、徒歩
- 中国自動車道西宮北ICから西へ約10km
出典・脚注
関連項目
- 日本の寺院一覧
外部リンク
- 神戸十三佛霊場会
- 石峯寺境内出土遺物 文化遺産オンライン(2017年12月4日閲覧)
- 神戸市:石峯寺薬師堂(2017年12月4日閲覧)
- 神戸市:石峯寺三重塔(2017年12月4日閲覧)