アカデミー主演男優賞(アカデミーしゅえんだんゆうしょう、Academy Award for Best Actor)は、アカデミー賞の部門のひとつ。
概要
最年少受賞者はエイドリアン・ブロディの29歳、最年少候補者はジャッキー・クーパーの9歳。最年長受賞者、最年長候補者は、アンソニー・ホプキンスの83歳。
最多受賞者は3回受賞のダニエル・デイ=ルイス。2回受賞経験者はスペンサー・トレイシー、フレドリック・マーチ、ゲイリー・クーパー、ダスティン・ホフマン、トム・ハンクス、ジャック・ニコルソン(助演男優賞も1回受賞している)、ショーン・ペン、アンソニー・ホプキンス、エイドリアン・ブロディの9人。なお、マーロン・ブランドも2度受賞したが、2度目の受賞を拒否している。最多候補者はスペンサー・トレイシー、ローレンス・オリヴィエの9回。
死後に受賞したのはピーター・フィンチが唯一。ほか、ジェームズ・ディーン、スペンサー・トレイシー、マッシモ・トロイージ、チャドウィック・ボーズマンが死後にノミネートされ、うち2回死後にノミネートされたのはディーンのみである。
非白人(黒人)で初めて受賞したのはシドニー・ポワチエであり、英語以外の演技で受賞したのはロベルト・ベニーニである。
統計
受賞及び候補者一覧
1920年代
1930年代
1940年代
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
記録
複数回受賞・ノミネート者
最年長・最年少の受賞・ノミネート者
出演時間の記録
その他
- スペンサー・トレイシー(1937年・1938年)、トム・ハンクス(1993年・1994年)はこの部門で連覇した俳優である。
- 第5回にはウォーレス・ビアリーとフレドリック・マーチの票数が全く同じとなり、同部門初のタイ受賞となった。
1つの作品から同時に複数人が主演男優賞にノミネートされたのは
- 『戦艦バウンティ号の叛乱』(第8回)のクラーク・ゲーブルとチャールズ・ロートン、フランチョット・トーン
- 『我が道を往く』(第17回) のビング・クロスビーとバリー・フィッツジェラルド
- 『地上より永遠に』(第26回年)』のモンゴメリー・クリフトとバート・ランカスター
- 『ジャイアンツ』(第29回) のジェームズ・ディーンとロック・ハドソン
- 『手錠のまゝの脱獄』(第31回) のトニー・カーティスとシドニー・ポワチエ
- 『ニュールンベルグ裁判 』(第34回)のマクシミリアン・シェルとスペンサー・トレイシー
- 『ベケット』 (第37回) のリチャード・バートンとピーター・オトゥール
- 『真夜中のカーボーイ』(第42回)のダスティン・ホフマンとジョン・ヴォイト
- 『探偵スルース』(第45回) のマイケル・ケインとローレンス・オリヴィエ
- 『ネットワーク』(第49回) のピーター・フィンチとウィリアム・ホールデン
- 『ドレッサー』(第56回) のトム・コートネイとアルバート・フィニー
- 『アマデウス』(第57回) のF・マーリー・エイブラハムとトム・ハルスである。
このうち、ビング・クロスビー、マクシミリアン・シェル、ピーター・フィンチ、F・マーリー・エイブラハムが受賞を果たしている。
参考文献
関連項目
- ゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ドラマ部門)
- ゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門)
外部リンク
- Academy of Motion Picture Arts and Sciences - 映画芸術科学アカデミー公式サイト(英語)
- The Oscars - アカデミー賞授賞式公式サイト(英語)
- Oscar Legacy - アカデミー賞各年の概要(公式サイト)(英語)
- The Official Academy Awards Database - アカデミー賞公式データベース(英語)
- Academy Awards - インターネット・ムービー・データベース (英語)
- アカデミー賞 - allcinema (日本語)