中須田駅(なかすだえき)は、かつて北海道檜山郡上ノ国町字中須田にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)江差線の駅(廃駅)。事務管理コードは▲141415。
歴史
江差線が全通した際には存在していなかった駅で、当時の周辺住民は桂岡駅を利用していた。のちに住民の陳情を受けて1948年(昭和23年)に仮乗降場として開業、1955年(昭和30年)に駅に昇格した。
- 1948年(昭和23年):国有鉄道江差線の中須田仮乗降場(局設定)として開業。旅客のみ取扱い。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道法施行に伴い、日本国有鉄道(国鉄)に継承。
- 1955年(昭和30年)3月5日:駅に昇格。木造駅舎設置。ただし駅員無配置。
- 1986年(昭和61年)12月23日:旧駅舎を取り壊し、貨車改造駅舎を設置。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)に継承。
- 2014年(平成26年)5月12日:江差線の木古内駅 - 江差駅間の廃止に伴い廃駅。
駅名の由来
字名より。地名由来ははっきりせず、かつては中下、中志田などとも表記された。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅で、開業当初から無人駅。ホーム脇に車掌車改造の駅舎が設置されていた。
利用状況
駅周辺
- 江差警察署中須田駐在所
- 中須田郵便局
- 石山
- 上ノ国町立河北小学校
- 河北保育所
駅跡
2018年7月現在、プラットホームや待合室、レールなどは全て解体撤去され、道床だけが残っている。
函館バスの江差線廃止代替路線「江差木古内線」の停留所「豊田」が駅跡最寄りの道路上に設置されている。当駅付近は集落のある北海道道5号江差木古内線から離れていることから、代替バスはループ状の経路で運行されている。
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- 江差線
- 桂岡駅 - 中須田駅 - 上ノ国駅
脚注
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧