秋田市立体育館(あきたしりつたいいくかん)は、秋田県秋田市八橋本町六丁目に所在する総合体育館である。秋田市が管理運営している。

概要

1994年(平成6年)に秋田市下水道部(現・秋田市上下水道局八橋庁舎)の隣接地に完成。毎年夏に開催される竿燈妙技大会の予備会場をはじめ、バレーボール、バスケットボール、ボクシング、プロレスリング、ファッションショーの会場としても利用されている。

2001年(平成13年)開催のワールドゲームズではダンススポーツ、スポーツアクロ体操、新体操、エアロビックが、2007年(平成19年)の秋田わか杉国体では体操競技が開催された。

2014年(平成26年)1月26日にはbjリーグのオールスターゲームが開催され、4,572人の観衆を集めた。

2016年(平成28年)9月開幕のB.LEAGUEでは、これまでの秋田県立体育館に代わって秋田ノーザンハピネッツの新たなホームアリーナとなる。これは、新リーグ1部参入条件である5000人以上収容可能なアリーナが県内に無く、当体育館に仮設席を設置することで規約をクリアすることによる。この仮設席の設置にあたっては、県が金銭面で支援する意向である。新リーグではホームアリーナで主催試合の8割を開催することが求められているため、当体育館を主として使用する。また、新リーグ開幕に先立つ2015年(平成27年)9月には、秋田ケーブルテレビが当体育館の命名権を取得しており、同10月からCNAアリーナ★あきたの新名称が使用される。

旧体育館

現在地へ移転する前の体育館は、1954年(昭和29年)に秋田市川尻町字八千刈(現在の山王三丁目、秋田県第二庁舎所在地)「秋田市山王体育館」として建てられた。建設費用は約5,500万円、建設当時としては東北地方随一の規模だったとされる。建設にあたって国庫補助を受けるため、当初は隣接する秋田市立山王中学校の体育館という名目で建設し、1958年(昭和33年)に山王中学校の体育館が新築された際に秋田市立体育館へと改称した。

施設

メインアリーナ

  • 面積:2,540m2(63.5m×40m)
  • 収容人数:合計4,556人
    • 固定席合計:2,468人
    • 増設席:2.088人
  • 使用種目:バスケットボール3面、バレーボール3面、卓球25台、バドミントン12面、ハンドボール1面、その他

サブアリーナ

  • 面積:863m2(38.0m×22m)
  • 使用種目:バスケットボール1面、バレーボール1面、バドミントン3面、卓球10台、新体操マット1面、その他

その他

  • 卓球室
    • 面積324m2、卓球5台
  • 多目的ホール
    • 面積324m2、ダンス、太極拳、ビームライフル、その他
  • ジョギングコース
    • 810m2(1周250m、幅3m)

アクセス

  • JR奥羽本線・羽越本線 秋田駅西口より、秋田中央交通臨海営業所線、県立プール線で「市立体育館前」バス停下車。

関連項目

  • 秋田ケーブルテレビ - 当体育館の命名権を取得。

脚注

参考文献

  • 秋田市 編『秋田市史 昭和編』秋田市、1967年3月。 

外部リンク

  • 秋田市立体育館

秋田市立体育館 日本建築めぐり

新秋田県立体育館 実績・事例 山下PMC

秋田市立体育館 YouTube

建築と旅 | Architecture; Journey 秋田県立体育館

秋田市立体育館 / 渡辺豊和 ふるいたてものずかん