森保 祐昌(もりやす すけまさ、1880年(明治13年)11月5日 - 1945年(昭和20年)8月12日)は、日本の弁護士、政治家。衆議院議員(広島県第一区選出、当選1回)。
経歴
広島県三谿郡田幸村(現在の三次市)出身。1905年(明治38年)、早稲田大学専門部法律科を卒業。
1908年(明治41年)、弁護士試験に合格。江木衷法学博士に就き、法律を研究する。1909年(明治42年)、法律事務所を開く。弁護士の業務に従事する。
広島市会議員、同議長、広島県会議員、同市部会議長に選ばれた。1928年(昭和3年)、第16回衆議院議員総選挙に出馬し、当選を果たした。立憲民政党に所属。
人物
性格は、謹直で温厚、事に当たるや卓抜不羈で剛毅、深く宗教を信じる。処世の信条は、信念を以て事に当たる。趣味は、ボンヤリと黙思。住所は広島市三川町。
弟の良一は田幸尋常高等小学校長。
脚注
参考文献
- 『広島県紳士名鑑』国民教育普及社、1917年。
- 『早稲田大学校友会会員名簿 大正14年11月調』早稲田大学校友会、1923 - 1924年。
- 人事興信所編『人事興信録 第8版』人事興信所、1928年。
- 帝国秘密探偵社編『大衆人事録 第3版』帝国秘密探偵社、1930年。
- 『広島県紳士録 昭和8年版』西日本興信所、1933年。
- 衆議院、参議院編『議会制度七十年史 第11』大蔵省印刷局、1962年。
- 市川太一『広島の代議士(広島修道大学研究叢書 第71号)』広島修道大学総合研究所、1992年。