2011年のチェコグランプリは、ロードレース世界選手権の2011年シーズン第11戦として、8月12日から14日までチェコのブルノ・サーキットで開催された。

概要

125ccクラス

125ccクラス予選では、ポイントリーダーのニコラス・テロルがシーズン5度目のポールポジションを獲得。以下フロントロウには2番手にポイントランキング2位のヨハン・ザルコ、3番手にはサンドロ・コルテセが並んだ。

日曜日の決勝レースはフロントロウの3人により僅差のトップ争いが展開されていたが、テロルは9周目にロータリーバルブのネジが破損するトラブルによりシーズン初のリタイヤとなった。その後はザルコとコルテセが接戦を展開、ファイナルラップの14・15(最終)コーナーの切り返しでのバトルに競り勝ったコルテセが、グランプリ109戦目にして初優勝を成し遂げた。

ザルコは3戦連続で初優勝を取り逃がす2位に終わったものの、ポイントランキングではテロルとの差を一気に詰めて12ポイントとした。

Moto2クラス

Moto2クラス予選では、ここまで3連勝を挙げて波に乗るポイントランキング2位のマルク・マルケスが3戦連続・シーズン4度目となるポールポジションを獲得。ポイントリーダーのステファン・ブラドルが2番手に、アレックス・デ・アンジェリスが3番手に続いた。

決勝ではフロントロウの3人に4番グリッドのトーマス・ルティ、5番グリッドのアンドレア・イアンノーネを加えた5人が順位をめまぐるしく入れ替えるバトルを展開。最後はイアンノーネが後続を僅差で押さえきってトップでチェッカーを受けた。第2戦スペインGPでの優勝のあと不調に陥り低迷が続いていたイアンノーネは、夏休み中におこなったマシンセッティングの見直しが功を奏して復活を遂げ、8戦ぶりの表彰台となるシーズン2勝目を挙げた。

2位にはマルケス、3位にはブラドルが入り、両者のポイント差は43に縮まった。

MotoGPクラス

MotoGPクラスでは今回リズラ・スズキがワイルドカード枠でジョン・ホプキンスを起用、チームにとってシーズン初の2台体制で臨むこととなった。しかしホプキンスは土曜朝のフリー走行で転倒し右手の指を骨折、予選・決勝は欠場となってしまった。

予選ではダニ・ペドロサシーズン初となるポールポジションを獲得、2番手にはポイントランキング2位のホルヘ・ロレンソ、3番手にはポイントリーダーのケーシー・ストーナーが続いた。

日曜日の決勝では、3周目にトップを走行していたペドロサが転倒リタイヤ。その後はストーナーが独走態勢を築いて2連勝・シーズン6勝目を挙げた。2位はチームメイトのアンドレア・ドヴィツィオーゾ、そして3位にはクラス初表彰台となるマルコ・シモンチェリが入り、ホンダが2006年のアメリカGP以来となる表彰台独占を果たした。

ポイントランキングでは、今回4位に終わったロレンソに対しストーナーが32ポイントとリードを広げた。

MotoGPクラス決勝結果


Moto2クラス決勝結果


125ccクラス決勝結果


脚注

参考文献

  • “MotoGP Official Website”. 2011年12月7日閲覧。



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