無水シュウ酸 (むすいシュウさん, oxalic anhydride) またはオキシランジオン (oxiranedione) とは、化学式C2O3を持つ仮説上の有機化合物である。シュウ酸の無水物あるいはエチレンオキシドの二重ケトンと見ることができ、炭素の酸化物(オキソカーボン)である。

この単純な化合物は2009年時点ではまだどうやら観測されていない。しかし、1998年にP. Strazzoliniらは、無水シュウ酸の二量体と見ることができるジオキサンテトラケトン (C4O6) を合成したと主張した。

あるシュウ酸塩の熱分解や塩化オキサリルを用いたケミルミネセンス反応において、無水シュウ酸が中間体として瞬間的に現れると推測されている。

参考文献

関連項目

  • 1,2-ジオキセタンジオン
  • アセトラクトン

シュウ酸って何?どんな効果がある?何に含まれているの?わかりやすく解説します。

アクセス化学 例題解説 基本例題32 中和反応の量的関係

シュウ酸 化学物質情報 JGLOBAL 科学技術総合リンクセンター

【2024年】しゅう酸 メーカー19社一覧 Metoree

【テーマ別解説】シュウ酸は化学基礎の時点で重要な物質であることを語るだけの動画 YouTube