内沼(うちぬま)は、新潟県新潟市北区の町字。郵便番号は950-3333。
概要
1889年(明治22年)から現在の大字。駒林川流域の自然堤防および福島潟低湿地に位置する。
もとは江戸時代から1889年(明治22年)まであった内沼村の区域の一部。
駒林川右岸の市道新鼻・新鼻甲・内沼線沿いの「内沼」、と県道55号・大通川沿いの「内沼沖」の2自治会で構成している。
隣接する町字
北から東回り順に、以下の町字と隣接する。
- 嘉山
- 新鼻
- 阿賀野市高田
- 阿賀野市榎
- 大月
- 長場
- 浦木
歴史
幕末までに成立。
編入した村・新田
- 内沼新田地先(うちぬましんでんちさき)
- 明治初年の村名。駒林川右岸に位置し、内沼新田の地先に成立。1882年(明治15年)までに内沼村の一部となる。
- 内沼新村(うちぬましんむら)
- 1883年(明治16年)から1888年(明治21年)までの村名。駒林川と大通川に挟まれた地域に位置する。
- 1883年(明治16年)に里飯野新田地先が改称して成立し、1888年(明治21年)に内沼村の一部となる。
- 里飯野新田(さといいのしんでん)
- 1868年(明治元年)から1883年(明治16年)までの村名。
- 高田村新田地先(たかだむらしんでんちさき)
- 江戸時代から1889年(明治22年)までの村名。福島潟の南岸、大通川の右岸に位置する。
- 宝暦年間から十三人衆の請負開発が始められ、文化年間頃に成立したとされる。1889年(明治22年)に内沼村の一部となる。
年表
- 1889年(明治22年)4月1日 : 合併により嘉山村の大字となる。
- 1901年(明治34年)11月1日 : 合併により長浦村の大字となる。
- 1959年(昭和34年)7月22日 : 合併により豊栄町の大字となる。
- 1970年(昭和45年)11月1日 : 市制の施行により豊栄市の大字となる。
- 2005年(平成17年)3月21日 : 合併により新潟市の大字となる。
- 2007年(平成19年)4月1日 : 新潟市の政令指定都市移行により、北区の大字となる。
世帯数と人口
2018年(平成30年)1月31日現在の世帯数と人口は以下の通りである。
小・中学校の学区
市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる。
交通
道路
- 新潟県道55号新潟五泉間瀬線
脚注
注釈
出典
参考文献
- 角川日本地名大辞典 編纂委員会『角川日本地名大辞典 15 新潟県』(株)角川書店、1989年10月8日。ISBN 4-04-001150-3。
関連項目
- 内沼