国の平均寿命順リスト(くにのへいきんじゅみょうじゅんリスト、List of countries by life expectancy)とは、世界の諸国の平均寿命のことである。世界の諸国・地域諸国・所得階層諸国・世界全体の平均寿命、健康寿命、延命期間について、世界保健機関(World Health Organization)のGlobal Health Observatory (GHO) データベース、および世界保健統計(World Health Statistics)年次報告書の資料を記載する。
定義
- 平均寿命とは、出生時の平均余命のことで、平均余命とは、現在の状況が変化せず継続された場合に、ある年齢の人々が、その後何年生きられるかという予測値のことである。
- 健康寿命とは、出生時の健康余命のことで、健康余命とは、現在の状況が変化せず継続された場合に、ある年齢の人々が、その後何年健康で自立して生きられるかという予測値のことである。
日本においては、国民生活基礎調査における「あなたは現在、健康上の問題で日常生活に何か影響がありますか」という質問に対し、「ない」とする回答を「健康」、「ある」とする回答を「不健康」とし、年齢別の健康・不健康の割合を求めた上で、生命表とあわせて「日常生活に制限のない期間の平均」を算出している。 - 延命期間とは平均寿命 - 健康寿命のことである。
国際連合 (UN)
下表は、2020年および2022年の国連の世界人口予測のデータで人口50,000人を超えている国の出生時の国別に示した平均寿命である。なお、モナコは人口5万人未満であるため含まれていない(モナコは2023年で人口は31,597人、平均寿命は89.64歳[男性85.84歳、女性93.59歳] )。世界全体では、コロナウイルス感染症2019の流行による死者数の増加により、平均寿命が短期間で急激に低下した。世界全体で平均寿命が短期間でかつ急激に低下したのは1959年~1961年までに起きた中華人民共和国大飢饉以来である。
世界保健機関 (WHO)
脚注
関連項目
- 平均寿命、健康寿命、延命治療
- 妊産婦死亡率、新生児死亡率、乳幼児死亡率
- 医学、医療、健康、公衆衛生
外部リンク
- World Health Organization
- Global Health Observatory (GHO)
- World Health Statistics
- WHO Statistical Information System (WHOSIS)
- 厚生労働省
- 厚生労働省 > 統計情報・白書 > 各種統計調査 > 厚生労働統計一覧 > 生命表(加工統計)