鋼 一幸(はがね かずゆき、1981年8月29日 - )は、愛知県刈谷市出身で、音羽山部屋(入門時は井筒部屋、一時期は陸奥部屋)所属の大相撲力士。本名は前田 一幸。身長177.5cm、体重146.2kg。最高位は東幕下16枚目(2005年11月場所)。

来歴

愛知県刈谷市出身。愛知・大同高校まで小中高とサッカー部。卒業後は就職も選択肢にあったが「やりたいことは何か」と熟考し、子どものころ地域の大会に出ていた相撲への道を選んだ。井筒部屋に入門し、2000年3月場所、本名の「前田」で初土俵を踏む。2003年3月場所で「鶴嶺山」に改名。2004年7月場所で初めて幕下に昇進した。2005年11月場所で最高位の東幕下16枚目まで進んだ。2011年7月場所から「自分は『鶴嶺山』なんて顔じゃない」と「鋼」に改名した。「鍛えることでいろんな形になったり切れ味を増す鋼のように、気持ちが折れてもまた一から鍛え直して研ぎ澄ませばいい」という思いを込めて自分で考えた四股名である。2019年9月場所中の16日に師匠の15代井筒(元関脇・逆鉾)が急逝。井筒部屋の所属力士は9代陸奥(元大関・霧島)が運営する陸奥部屋に移籍となったため、陸奥部屋所属となった。2023年12月に24代音羽山(元横綱・鶴竜)が、陸奥部屋から独立して音羽山部屋を新設した際、24代音羽山に帯同する形で音羽山部屋に転属した。

弟弟子・鶴竜

16歳でモンゴルから入門した鶴竜の良き相談相手であり、鶴竜の入門から引退に至るまで兄弟子として寄り添った。食生活でも鶴竜に配慮した他、鶴竜が横綱に昇進して以降も気兼ねなく鶴竜にタメ口を聞けるほどの存在であり、鶴竜が負けて肩を落とすと励ました。鶴竜が引退後に音羽山部屋を創設した際にも弟子として移籍している。井筒部屋時代から鋼はちゃんこ長を務め、ちゃんこ鍋のレパートリーは13種類ある。音羽山部屋でもちゃんこ長を務めている。鶴竜は鋼を「前田さん」と本名で呼び、敬称・敬語を使っているなど、番付を上げてからも鋼への敬意を忘れない。独立後の音羽山は「前田さんがいれば大丈夫」が口癖になり「親兄弟よりも長く一緒に過ごしてきた。これからも、ずっと一緒。死ぬまで一緒だから」と全幅の信頼を置く。

主な成績

2025年3月場所終了現在

通算成績

  • 通算成績:513勝519敗4休(149場所)

各段優勝

  • 三段目優勝:1回(2012年9月場所)

場所別成績

改名歴

  • 前田 一幸(まえだ かずゆき) 2000年3月場所 - 2003年1月場所
  • 鶴嶺山 一幸(かくれいざん かずゆき) 2003年3月場所 - 2011年5月技量審査場所
  • 鋼 一幸(はがね かずゆき) 2011年7月場所 -

脚注

参考文献

  • 『令和五年大相撲力士名鑑』ベースボールマガジン社、2023年。

関連項目

  • 大相撲力士一覧
  • 40歳以上まで現役を続けた力士一覧

外部リンク

  • 鋼 一幸 - 日本相撲協会
  • 鋼 一幸 - 相撲レファレンス

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