ヤマハ・ライト・ミュージック・コンテスト (YAMAHA LIGHT MUSIC CONTEST, LMC) は、ヤマハ音楽振興会主催による音楽コンテストの名称。1967年(昭和42年)から1971年(昭和46年)までの5回。1981年(昭和56年)から「LIGHT MUSIC CONTEST」の名称で1986年(昭和61年)までの6回(計11回)開催された。
コンテストの概要
全国各地で行われた地区予選を勝ち抜いたアマチュア・バンドが東京で行われる全国決勝大会(会場は東京厚生年金会館)に出場することができた。 V.G.S(ヴォーカル・グループ・サウンズ)、ロック、フォーク、ジャズ・コンボ、フルバンドの5部門に分かれて審査され、最終的にその5部門から1組のグランプリが選ばれる。 グランプリを獲得したグループには、賞状、トロフィーのほか、副賞としてヨーロッパ周遊旅行の招待券と、ジルジャンのシンバルセットが贈呈された(第1回から4回まで)。コンテストの音源は年度ごとにLPとして発売された。
コンテストに出場経験のあるグループ
- 第1回(1967年・昭和42年)
- フォークミュージック部門
- ジャックス - 2位
- ダウンタウンズ(吉田拓郎)
- 第2回(1968年・昭和43年)
- ボーカルグループサウンズ部門
- マックス(萩原克己) - 1位
- ダウンタウンズ(吉田拓郎) - 第4位(第1回の中国地区予選のロック部門優勝グループ、全国大会は出場辞退)
- 第3回(1969年・昭和44年)
- フォークミュージック部門
- 赤い鳥 - 1位
- オフコース - 2位(メンバーの小田和正は最優秀歌唱賞を受賞。グランプリを獲得したら解散することになっていたが、赤い鳥がグランプリを獲得したことで、プロとしての第一歩を踏み出すこととなった)
- ザ・フォーシンガーズ(財津和夫) - 6位
- ロック部門
- 大村憲司 - 1位
- 藤原誠 - 2位
- 第4回(1970年・昭和45年)
- フォークミュージック部門
- チューリップ - 2位
- 第5回(1971年・昭和46年)
- 第6回(1981年・昭和56年)
- ロック部門
- Early Byrds - 1位
- 爆風銃
- スーパースランプ
- ジュニア・レディース部門(20歳以下・女性)
- チェッカーズ - ジュニア部門1位・シニア部門特別賞
- 第7回(1982年・昭和57年)
- ロック部門
- X-RAY
- KANGAROO
- ジュニア・レディース部門
- SHOW-YA
- 第8回(1983年・昭和58年)
- ロック部門
- GAOS
- 第9回(1984年・昭和59年)
- ロック部門
- Howdy Moon
- 第10回(1985年・昭和60年)
- ロック部門
- NEWS
- 第11回(1986年・昭和61年)
- ロック部門
- すまいりんぐ・どらみーくらぶ
- THE BARRETT