シーラカンス科(Coelacanthidae)は、古生代ペルム紀に出現し、約1億4,500万年前(中生代ジュラ紀後期)までは世界中の海に広く生息していた硬骨魚類の一群(科)。
肉鰭綱-総鰭亜綱(シーラカンス亜綱)-シーラカンス目に属する。しばしば誤解されることであるが、いわゆる現生の”シーラカンス”、すなわちラティメリア属(Latimeria)はこのシーラカンス科ではなく、より後になって登場したラティメリア科に属している。
コエラカントゥス属(Coelacanthus)を模式属とし、現在知られるシーラカンス科は、アクセリア、ティキネポミス、ウィマニア、インドコエラカントゥスなどの属を含む。
いくつかの属は三畳紀に現れ、しかしその時代のうちに滅び、コエラカントゥス属だけが約1億4,500万年前(中生代ジュラ紀後期)まで生き延びた。