株式会社学習の友社(がくしゅうのともしゃ)とは、日本の出版社。東京都文京区湯島2-4-4に所在。労働者教育協会の出版部門に該当する。科学的社会主義・マルクス主義の立場から「ものの見方・考え方」「資本主義の搾取と貧困化」「階級闘争と未来社会(=社会主義・共産主義)」などを学ぶ出版物を手掛けてきた。マルクス『資本論』をはじめ、マルクス主義の文献解説も多い。最近では、日本国憲法、労働者の権利や労働組合の権利、「自己責任論」、「人口減少社会論」などのイデオロギー問題などの刊行を行っている。

このほか定期雑誌として、労働者教育協会編集の学習誌『学習の友』や、全国労働組合総連合(全労連)の機関誌『月刊全労連』の月刊誌のほか、全労連と労働運動総合研究所による『国民春闘白書』を毎年発行、労働者教育協会と憲法会議との共編による『憲法問題学習資料集』も不定期に刊行している。

かつては「カセット・ライブラリー」シリーズとして、『資本論講義』(辻岡靖仁、北田寛二、吉井清文)、『哲学入門』(高田求)、『経済学入門』(辻岡靖仁)などのカセットも手掛けていたが、現在は撤退している。

草文会会員、平和の棚の会会員。

おもな出版物

雑誌

  • 月刊『学習の友』(編集:労働者教育協会)
  • 月刊『全労連』(編集:全労連)
  • 季刊『労働者教育』(編集:労働者教育協会)

書籍

  • 『日本労働運動史―不屈の伝統から学ぶ』(谷川巌著)
  • 『戦後日本労働運動史』(犬丸義一・辻岡靖仁・平野義政著)
  • 『日本労働運動史』(猿橋真著)
  • 『物語労働者階級の誕生』(浜林正夫著)
  • 『メーデーの歴史ー労働者のたたかいの足跡』(杉浦正男・西村直樹著)
  • 『春闘の歴史と展望-国民共同の力で未来を』(熊谷金道・鹿田勝一著)
  • 『国民春闘白書』(全労連・労働総研編) - 毎年12月発行
  • 『資本論を読む[上・下]』(浜林正夫著)
  • 『資本論第2・3巻を読む[上・下]』(宮川彰著)
  • 『資本論第1部講読のナビゲーション』(中川弘著)
  • 『科学的社会主義の理論の発展』(不破哲三著)
  • 『労働者教育論集』(労働者教育協会編)
  • 『青年労働白書』(竹内真一監修)

関連項目

  • 労働運動総合研究所
  • 中央社会保障推進協議会
  • 日本共産党中央委員会付属社会科学研究所
  • 自治体問題研究所
  • 大月書店
  • かもがわ出版
  • 新日本出版社
  • 機関紙連合通信社
  • レイバーネット
  • 勤労者通信大学
  • 辻岡靖仁
  • 草文会

外部リンク

  • 学習の友社

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学習の友 2024年 05月号 [雑誌]

学習の友 2024年 04月号 [雑誌]

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