第95回全国高等学校野球選手権記念大会(だい95かいぜんこくこうとうがっこうやきゅうせんしゅけんきねんたいかい)は、2013年8月8日から8月22日までの14日間(休養日は除く)にわたって阪神甲子園球場で行われた全国高等学校野球選手権大会である。
キャッチフレーズは「野球が僕らを一つにする」。
概要
総入場者数は85万人を超え、前年よりも大幅アップし、出場校数が増える記念大会の10区切りの年を除いて、過去20年で最高を記録した。
延岡学園が宮崎県勢として春夏通じて初めて決勝に進出した。これにより、今大会終了時点で春夏通じて決勝戦進出がないのは山形・富山・山梨・島根の4県となった。
日程
- 2012年11月7日 - 運営委員会を開催。大会日程を決定。
- 2013年
- 4月25日 - 第1回運営委員会を開催。組み合わせ抽選方法が全試合抽選に変更されること、準々決勝を1日4試合で行い、準々決勝と準決勝の間に休養日を設けることなどが決定した。これは大会終盤の連戦による健康負担を軽減させるためとしている。ただし雨天などの中止により大会が3日以上延期が生じた場合は休養日を設けない。
- 6月22日 - 北北海道大会、沖縄大会が開幕。
- 7月19日 - 北北海道大会で帯広大谷が優勝し49代表中、最初に出場校が決定。
- 7月31日 - 仙台育英(宮城)と愛工大名電(愛知)が出場を決め全49代表決定。
- 8月5日 - 組み合わせ抽選会を大阪フェスティバルホールで開催。
- 8月8日 - 開幕。
- 8月15日 - 第2試合開始前に育成功労賞と福嶋一雄の野球殿堂表彰式。
- 8月20日 - 休養日。
- 8月22日 - 決勝戦・閉会式。前橋育英(群馬)が4-3で延岡学園(宮崎)を下し、1991年(第73回)の大阪桐蔭以来22年ぶりとなる初出場・初優勝を達成した。一方の延岡学園は宮崎県勢として初の決勝進出を果たした。
試合開始時間
2011年の東日本大震災に伴う節電・省エネに協力するため、同年(第93回)、並びに2012年(第94回)では初日以外の1日3試合以上開催する日は原則8時から第1試合を行うとしていたが、大飯原発などの再稼働で電力事情が改善したことを受け、今大会では4試合開催日(第2-4日、第6-8日、第9-11日<第11日目が準々決勝当該日>)については引き続き8時開始とし、3試合日は9:30(初日のみ10:20)、準決勝日は11:00、決勝戦は12:00の開始にそれぞれ設定を変更した。
組み合わせ抽選について
- 初戦の組み合わせ抽選会の時点では2012年(第94回)までは3回戦までの対戦相手を確定させていたが、今回は1994年(第76回)以前と同じく初戦(1回戦全試合・2回戦の一部)のみを確定させる。
- 本選に入ってからは、それぞれの学校は勝ち上がる都度、試合終了後ただちに組み合わせ抽選を行って次回の対戦カードを決める(1994年以前はそれぞれの勝ち上がりステップの最終日にまとめて決定していた)。
- ただし、極端な日程の不公平感(連戦や間隔の開き過ぎ)は避けるように日程を配慮する。
- (例)
- 初日の勝ち上がり校については、2回戦は7日目・第3試合か第4試合(第3試合についてはあらかじめ片一方の対戦相手は決まっている)に当たるように抽選を行う。以下同じく2-3日目の勝ち上がり校は8日目、4-5日目(5日目は第2試合まで)の勝ち上がり校は9日目の試合が当たるようにする。
- 2回戦・9日目の勝ち上がり校については、3回戦は11日目の試合に当たるようにする。
- 3回戦勝ち上がり校については、10日目の勝ち上がり校は準々決勝(12日目)の第1・2試合、11日目のそれは同じく第3・4試合に当たるようにする。
代表校
試合結果
1回戦
2回戦
3回戦
準々決勝
準決勝
決勝
大会本塁打
その他の主な出場選手
各地方大会の日程
- 参加チーム数は、日本高野連の発表に基づき、複数のチームで構成される連合チームを1チームとしてカウント。
- 連…連合チームが参加(○…あり、×…なし)
脚注
注釈
出典
関連項目
- 第43回明治神宮野球大会
- 第85回記念選抜高等学校野球大会
外部リンク
- 朝日新聞社デジタル:第95回全国高校野球選手権大会
- 第95回全国高等学校野球選手権記念大会|公益財団法人日本高等学校野球連盟