浦潮本願寺(うらじおほんがんじ)は、ロシア・ウラジオストクにあった浄土真宗本願寺派の寺院(廃寺)である。
歴史
1886年(明治19年)にロシア帝国のウラジオストクに創建。1894年(明治27年)、浦潮本願寺の1室に日本人学校が開設。
浄土真宗本願寺派が初めて海外布教所として開いた寺院で、日露戦争の終結後にロシア政府により寺院用地が浦潮本願寺に下付されるも、ロシア正教会側の妨害工作によって布教場建設が阻止されるという事態となったが、1914年(大正3年)の第一次世界大戦勃発に伴う日露関係の接近によって建設が許可され、布教場が完成した。
1937年(昭和12年)、ソビエト連邦の政府の政策により廃寺となる。現在、廃寺跡には記念碑が建立されている。
関連項目
- 太田覚眠 - 浦潮本願寺の住職。
- 浄土真宗本願寺派
- 廃寺