梅坪駅(うめつぼえき)は、愛知県豊田市梅坪町7丁目125番地にある名古屋鉄道の駅である。駅番号はMY08。
駅北側で三河線と豊田線が分岐しているが、豊田線の列車は隣の豊田市駅まで直通する。
歴史
明治中期まで梅坪の地名は「梅ヶ坪」と呼ばれており、駅開業にあたり駅名を梅坪にするか梅ヶ坪にするかでひと騒動あったとされている 。駅前に残る開驛紀念碑には「大正十二年八月建之」とあるものの、実際に開業したのは同年10月26日(官報では11月15日)であった。
- 1923年(大正12年)10月26日 - 三河鉄道の駅として開業。
- 1941年(昭和16年)6月1日 - 三河鉄道が名古屋鉄道に合併。同社の三河線の駅となる。
- 1977年(昭和52年)12月25日 - 貨物営業廃止。
- 1979年(昭和54年)
- 3月26日 - 高架化に伴い豊田市方面に0.2km移設。
- 7月29日 - 豊田新線(現在の豊田線)が開業。
- 1986年(昭和61年)10月1日 - 梅坪駅 - 豊田市駅間複線化により配線変更。
- 2003年(平成15年)10月1日 - トランパス使用開始に伴い駅集中管理システム導入。無人化。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード「manaca」の利用が可能となる。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパスの使用を終了。
駅構造
島式1面2線の高架駅で、20m車6両編成が停車可能なホーム長がある。改札口は高架下にあり、付近には自動券売機(継続manaca定期乗車券の購入も可能ではあるが、支払方法は現金に限られる)と自動精算機(ICカードの積み増し等も可能)が1台ずつ設置されている。以前は有人駅だったが、特殊勤務駅を経て駅集中管理システム導入を機に無人化され、隣の豊田市駅から遠隔管理されている。
ホーム上には三河線のホームセンサーシステムのためのセンサーポールが設置されていたが、システム変更に伴い撤去された。
配線図
利用状況
旅客
- 『移動等円滑化取組報告書』によると、2020年度の1日平均乗降人員は5,051人である。
- 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は5,678人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中71位、 三河線(23駅)中6位、豊田線(8駅)中4位であった。
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は3,989人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中113位、 三河線(38駅)中8位、豊田線(8駅)中6位であった。
『愛知県統計書』『愛知県統計年鑑』『豊田市統計書』各号によると、一日平均乗車人員および一日平均乗降人員の推移は以下の通りである。
* 千人単位からの概算値
貨物
駅周辺
駅前には大きなロータリーがある。
主な施設
- 愛環梅坪駅(愛知環状鉄道・愛知環状鉄道線)
同駅とはおよそ600メートル程離れている。 - AGC愛知工場(豊田)
- 豊田工業高等専門学校
- 川端公園 - 矢作川河川敷。
- 国道153号
- 国道419号(豊田南北線)
- 内環状線
- 豊田地域医療センター
- 豊田地域看護専門学校
- 豊田市立梅坪小学校
バス路線
- とよたおいでんバス
隣の駅
- 名古屋鉄道
- MY 三河線(山線)
- 越戸駅(MY09) - 梅坪駅(MY08) - 豊田市駅(MY07)
- TT 豊田線
- 上豊田駅(TT01) - 梅坪駅(MY08)
脚注
注釈
出典
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
外部リンク
- 梅坪駅 - 名古屋鉄道