ゼロ戦黒雲隊』(ゼロせんくろくもたい)は、1964年11月28日から1965年5月22日にかけて、NET系列にて放映されたテレビドラマである。全26話、モノクロ作品。

放映データ

  • 放映期間:1964年11月28日〜1965年5月22日
  • 放映曜日及び放映時間帯:毎週土曜日 19時00分〜19時30分
  • 放映話数:全26話
  • 放映形式:モノクロ、16mmフィルム
  • 制作:NET、東映

概要

太平洋戦争中の日本海軍航空部隊を軸に、部隊内での上官と兵士の対立や、仲間同士の友情を描いた戦記ドラマ。

  • 本作のポジフィルムの現存状況について、東映には第1話「ゼロ戦登場」の保存が確認されており、第2話「ゼロ戦誕生」以降は行方不明となっている。保存されている第1話が東映チャンネルで過去に放送されたことがある。
  • 本作のソフト化については、主題歌入りのオープニング映像が「東映TV特撮主題歌大全集1」に収録されており、これまでにVHS・LD・DVDとして発売されている。全26話本編が収録されたDVD・ブルーレイの発売はされていない。

DVD

2021年にベストフィールドから『往年のテレビ傑作映画第1話特集 2』として『柳生武芸帳』・『忍びの者』・『われら九人の戦鬼』の3作品と共に第1話が収録され、デジタルリマスター版として発売された。

あらすじ

1943年、ショートランド諸島に位置する小島・バラレ島には日本軍にとって南方最後の航空部隊基地があり、そこには四十数名の無法者がいた。彼らは、隊長の中村甲太以下、全て組織からはみ出した軍規違反者で、大の士官嫌い。そんなバラレ島に新しい指揮官として加茂正人が赴任して来た。ある時、加茂が司令部の命令を無視し、危機に陥った中村を救ったことから、一同は団結。かくして、黒雲のように覆い被さる敵を迎撃する「ゼロ戦黒雲隊」の活躍が始まった。

出演者

  • 亀石征一郎(加茂正人中尉)
  • 永山一夫(中村甲太兵曹)
  • 石井伊吉(法善辰六)
  • 岡部正純(松木勘兵衛)
  • 山本磯六(和田平助)
  • 吉田道紀(野崎八太郎)
  • 森山周一郎
  • 湊俊一
  • 宮川洋一
  • 大原譲二
  • 守屋俊男
  • 沢りつお
  • 吉岡浩一郎
  • 笠達也
  • 菊地誠一
  • 桐島好夫
  • 四志譲二
  • 二見淳
  • 宇都美弘
  • 園田義人
  • 三島一夫
  • 山田甲一
  • 斉藤力
  • 日下部聖悦
  • 佐藤薫
  • 木村修
  • 田川恒夫
  • 池田駿介 ほか
  • ナレーター:光枝明彦

各話サブタイトル

  • 第1話「ゼロ戦登場」
  • 第2話「ゼロ戦誕生」
  • 第3話「さらば祖国よ」
  • 第4話「ゼロ戦グレン隊」
  • 第5話「燕返し一家」
  • 第6話「われ自爆す」
  • 第7話「黒雲隊誕生」
  • 第8話「ゼロ・ファイター」
  • 第9話「ゼロ戦の鬼」
  • 第10話「バラレ基地応答なし」
  • 第11話「見よ東海の」
  • 第12話「さらばバラレよ」
  • 第13話「ゼロ戦魂」
  • 第14話「司令長官の子守唄」
  • 第15話「生きていた英霊」
  • 第16話「イニイビキタ」
  • 第17話「大本営発表」
  • 第18話「出撃命令」
  • 第19話「女は乗せない戦闘機」
  • 第20話「出撃命令」
  • 第21話「男のゼロ戦」
  • 第22話「高度500米」
  • 第23話「散るを急ぐな若桜」
  • 第24話「ゼロ戦根性」
  • 第25話「運命の暗号電報」
  • 第26話「後につづくを信ず」

スタッフ

  • 企画:中井義
  • 原作:萱沼洋(「ゼロ戦黒雲一家」)青樹社、(「ゼロ戦無頼」)読切倶楽部連載
  • 脚本:眞弓典正ほか
  • 監督:渡辺成男ほか
  • 音楽:原田甫
  • 撮影:西山誠
  • 照明:斉藤久
  • 録音:大家忠男
  • 編集:山口一喜
  • 美術:吹野志雄
  • 効果:阿部作二
  • 記録:久保田玲子
  • 助監督:鈴木一也ほか
  • 進行:山本剛正

特殊撮影

  • 撮影:水野寛
  • 照明:細田庸介
  • 操演:大平効果

主題歌

  • 「ゼロ戦黒雲隊の歌」作詞:滝田順、作曲:伊部晴美、唄:フランク赤木

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