長林寺(ちょうりんじ)は、兵庫県明石市材木町にある天台宗の寺院。山号は龍王山(りゅうおうさん)。本尊は薬師如来。播州薬師霊場 第6番。太山寺の末寺。
歴史
第42代、文武天皇の時代(683年 - 707年)、行基がこの浜辺の松の梢に7佛の薬師如来が現れたの喜び、自ら7佛の尊像を彫刻し伽藍を建立して長林寺と称した。第44代元正天皇の勅願所となる。
応仁の乱(1467年 - 1477年)の兵火により焼失するが、延徳3年(1491年)勧進して七間七面の堂宇を建てる。その後、江戸時代の正徳年間(1711年 - 1716年)に再興。1945年(昭和20年)7月の明石空襲で本堂など焼失するが、1949年(昭和24年)に再度復興された。
所在地
- 〒673-0893 兵庫県明石市材木町9-4
周辺
- 本誓寺 (明石市)
- 宝林寺 (明石市)
- 岩屋神社 (明石市)
- 浄行寺 (明石市)
- 明石港
参考文献
- 平尾一也『明石舞子の古今誌』平尾明勉社 国立国会図書館デジタルコレクション、1903年9月、62頁。doi:10.11501/765367。https://dl.ndl.go.jp/pid/765367/1/62。2024年7月28日閲覧。