HG85手榴弾は、スイスで開発された手榴弾。炸薬の爆発で、殺傷能力のある破片を飛散させる破片手榴弾(防御手榴弾)である。
1985年よりスイス軍に導入され、イギリス軍、オランダ軍でも採用されている。
スペック
- 重量:465 g
- 直径:65 mm
- 全長:97 mm
- 炸薬:TNT・RDX
- 炸薬重量:155 g
- 信管:遅延信管
派生型
- L109:イギリス軍が採用した型。安全クリップの形が変更されている。
- L110:L109の模擬弾。大きさと重量が同じで、L109と識別できるように本体が青く塗られている。
- L111:L109の訓練弾。L110と同様だが、少量の火薬を装填でき、音響と白煙で実弾の炸裂を再現する。新しい信管と炸薬を取り付ければ繰り返し再利用できる。
- Nr300:オランダ軍が採用した型。L109に準じる。
外部リンク
- Pictures of the HG 85(英語)
- Pictures of the L109(英語)
- Pictures of the L110(英語)
- Grenades, mines and boobytraps(英語)