『日本テレビ昼1時枠帯ドラマ』(にほんテレビひるいちじわくおびどらま)は、1962年2月から1968年9月まで日本テレビ系列の13時台(JST)に放送された昼ドラの放送枠である。
概要
1961年にTBS系列が昼帯ドラマを始めた事に刺激されて開始した昼ドラで、当初は平日13:00 - 13:20の枠であったが、1963年の『夜は新しく』より土曜日まで拡大、そして次作『満ちて来る潮』より、13:20 - 13:35の昼ドラと13:35枠の箱番組の5分繰上げにともない、枠を13:00 - 13:15に縮小した。そして1965年11月より平日13:30 - 13:45枠によみうりテレビ制作の昼ドラが開始、昼ドラ3体制となった。
1967年4月で13:15枠の昼ドラが廃枠になったため、『島倉千代子 歌謡シリーズ』より13:00 - 13:30に拡大し、土曜放送を廃止して平日限定で継続、そして1968年8月に『YTV制作昼ドラ』が終了してわずか1ヶ月後、『不信のとき』(『夜のグランド劇場』で放送した作品の再放送)の放送を以て、『お昼のワイドショー』(当時は12:30 - 13:30)の放送枠確保のために6年7ヶ月の幕を降ろし、そして日本テレビ平日13時枠の昼ドラは、1972年4月開始の『北日本放送制作昼の帯ドラマ』(平日13:45 - 14:00)まで中断する。
放送作品一覧
1962年
- 鎮花祭 - ここから平日13:00 - 13:20。
- 丘は花ざかり
- 花と花輪
- 献身
- 杏っ子
- 悔いなき煩悩
1963年
- 夜は楽しく - ここから土曜日も放送。
1964年
- 満ちて来る朝 - ここから13:00 - 13:15(5分縮小)。
- 新宿婦人
- 家族会議
1965年
- 女にうまれて
- 妻たち
- 夜間飛行
1966年
- 新妻鏡
- 君の名は
1967年
- 有料道路
- 島倉千代子 歌謡シリーズ - ここから平日13:00 - 13:30(30分拡大、土曜放送廃止)
- 哀しみの川のほとりで
- 武蔵野エレジー
- 他国の雨
- 哀愁のからまつ林
- からたち日記
- 襟裳岬
- 星より遠く別れても
- 純愛シリーズ
- 七つの愛の物語
1968年
- 愛の珊瑚礁
- 夢と知りせば
- 母の暦
- やどかりの詩
- 不信のとき - 『夜のグランド劇場』放送作を再放送。
提供
- 当初は雪印乳業(現:雪印メグミルク)が全曜日一社提供していたが、わずか半年で曜日ごとに異なる企業の一社提供に変更した(雪印、加美乃素本舗、大正製薬など)。
- 1965年10月からは第一工業製薬(「モノゲン」名義)が全曜日一社提供となったが、1966年10月からはキッコーマン(「デルモンテ」名義)と交互に提供した。
- 30分時代は一貫して花王石鹸(現:花王)の全曜日一社提供。なお本シリーズ終了後、花王石鹸は『お昼のワイドショー』のスポンサーに参入する。また1975年から始まったNTV昼ドラ『愛のサスペンス劇場』『女の劇場』も全曜日一社提供する(『女の劇場』は中期まで)。
備考
- プロ野球日本シリーズの中継を行う際は、他の昼ドラと同様に15時台に繰り下げるといった臨時枠移動を行うことがあった。
出典
- 「放送学研究・午後の時間帯」(日本放送協会)89 - 92頁・150 - 152頁 1981年
- 「大衆とともに25年・沿革史」(日本テレビ放送網)450 - 478頁 1978年
関連項目
- 日本テレビ昼1時15分枠帯ドラマ
- よみうりテレビ制作昼の帯ドラマ
- 北日本放送制作昼の帯ドラマ
- 愛のサスペンス劇場
- 女の劇場
- ライオン奥様劇場
- 愛の劇場