タイニーダンサー(Tiny Dancer)は、日本の競走馬・繁殖牝馬。主な勝ち鞍に2015年のエーデルワイス賞、北海道2歳優駿、栄冠賞およびフローラルカップ、2016年の関東オークス。NARグランプリ2015の2歳最優秀牝馬に選出された。
戦績
- 特記事項なき場合、本節の出典はJBISサーチ、地方競馬全国協会
2015年5月6日、門別競馬場でのフレッシュチャレンジでデビューし、1着。2戦目のウィナーズチャレンジ2着を挟み、3戦目の栄冠賞で重賞初勝利をあげる。初のJRA重賞出走となった函館2歳ステークスでは4着に入り、リリーカップ3着を経て出走のフローラルカップでは2着のサダムフジコに2.5秒差をつけて大差勝ち。交流重賞路線に駒を進めて10月のエーデルワイス賞、11月の北海道2歳優駿と連勝。両重賞の制覇は、同じグランド牧場生産のフェスティバル以来14年ぶりの事であった。2歳時は8戦して交流重賞2勝、ホッカイドウ競馬の重賞2勝を含む5勝を挙げ、2015年度のNARグランプリ2歳最優秀牝馬に選ばれた。北海道2歳優駿後の12月に美浦トレーニングセンターの伊藤圭三厩舎に移籍した。
3歳を迎え、移籍初戦の端午ステークス8着、2戦目の青竜ステークスで6着と2戦振るわなかったが、6月の関東オークスでは好位から直線で抜け出し交流重賞3勝目、JRA移籍後初勝利を果たした。夏場に入ってスパーキングレディーカップ3着、続くブリーダーズゴールドカップでも2着と上位に入り、秋に入ってレディスプレリュードとJBCレディスクラシックはともに7着に終わるも、暮れのクイーン賞では2着に入った。4歳を迎えてからはスパーキングレディーカップで3着に入るなど交流重賞で4戦5着以内に入ったものの勝ち星はなく、9月のシリウスステークス16着が最後の競馬となって2017年10月4日付で競走馬登録を抹消された。
競走成績
以下の内容は、JBISサーチ、netkeiba.com、地方競馬全国協会に基づく。
繁殖成績
引退後はグランド牧場で繁殖牝馬となった。
産駒一覧
- 2024年9月27日現在
血統表
- 主な近親にヒガシウィルウィン(ジャパンダートダービー)、イチリュウ(浦和・桜花賞)。
- 8代母パシフイツク(競走馬名クヰンフロラー)は1926年の帝室御賞典勝ち馬。
脚注
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、KEIBA.GO.JP、JBISサーチ