竜翔寺(りゅうしょうじ)は、京都府京都市北区大徳寺町61にある臨済宗の寺院である。山号は瑞鳳山。
歴史
臨済宗京都十刹
もとの寺地は、一条東洞院にあった。
1309年(延慶2年)、後宇多上皇が、柳殿御所跡を南浦紹明の塔所にと、敷地を寄進したのにはじまる。はじめ瑞雲庵という庵で、通翁鏡円が塔主をつとめていた。その後、瑞鳳山竜翔寺となり、絶崖宗卓が住持となる。
1386年(至徳3年)京都十刹に列せられ、のちに諸山となる。
1541年(天文10年)大徳寺山内に移転され、塔頭となる。
1874年(明治7年)明治維新の廃仏毀釈で廃寺となる。
1925年(大正14年)山口玄洞の寄進により再建。以後、大徳寺派の専門道場となる。
院内には大政所や佐々成政の墓がある。
脚注
関連項目
- 京都十刹
- 大徳寺