Bang!』(バン)は、BLANKEY JET CITYの2作目のスタジオ・アルバム。1992年1月22日に東芝EMIから発売された。

概要

本作より、東芝EMI時代のスタジオ盤のプロデュースは土屋昌巳が手がけている。エンジニアはマイケル・ツィマリングが担当し、全曲アナログ録音された。オリコンチャート週間7位。

照井は「今まで作ったアルバムの中で、このアルバムは特別に好き」と1996年に語っている。

一部の曲におけるギターパートの作成と演奏は、土屋昌巳によって行われたとの説があったが、『ギターマガジン』2013年2月号に掲載された浅井のインタビューにて、浅井本人が全て作成し演奏したと説明された。なお、同インタビューにてマスタリング作業が行われていないことも明かされた。

2013年3月27日に『SINGLES』のリリースを記念して、ユニバーサルミュージックからSHM-CDで限定発売された。

2024年9月25日にユニバーサルミュージックからアナログ盤として発売された。

収録曲

楽曲解説

  1. RAIN DOG
    インディーズ時代のデモ版では「今にも吹き飛ばされそうな風の中を」から始まる歌詞が先頭にあった。
    後のベスト・アルバム『THE SIX』『Blankey Jet City 1991-1995』にも収録された。
  2. 冬のセーター
    3枚目のシングル「冬のセーター」の表題曲。
    東芝EMIとの契約前後に制作された曲であり、最初期のタイトルは「グランド・マザー」。
    テレビ朝日系の音楽番組『ミュージックステーション』の1992年2月21放送分に出演し、この曲を披露した。
    後のベスト・アルバム『THE SIX』『Blankey Jet City 1991-1995』にも収録された。
  3. SOON CRAZY
  4. ヘッドライトのわくのとれかたがいかしてる車
    後のベスト・アルバム『THE SIX』にも収録された。
  5. 絶望という名の地下鉄
    この曲のタイトルはテネシー・ウィリアムスの戯曲『A STREETCAR NAMED DESIRE【欲望という名の電車】』 をもじったもの。
    後のベスト・アルバム『国境線上の蟻』にも収録された。
  6. とけちまいたいのさ
  7. ★★★★★★★
    元のタイトルは、「人殺しの気持ち」。JASRACへの楽曲登録では、読みは「クロイ ホシ」、副題として「人殺しの気持」「黒い星」「*セブンスターズ」「*SEVEN STARS」が登録されている。
    歌詞にも「★★★やるのさ」という部分があり、浅井は「殺してやるのさ」と歌っている。
  8. クリスマスと黒いブーツ
    3枚目のシングル「冬のセーター」のカップリング曲。
    後のベスト・アルバム『国境線上の蟻』『Blankey Jet City 1991-1995』にも収録された。
    2024年12月7日に豊田利晃が監督を務めたミュージックビデオがYouTubeで公開された。
  9. BANG!
    後のベスト・アルバム『国境線上の蟻』にも収録された。
  10. ディズニーランドへ
    この曲の登場人物である「友達」は実在し、浅井の友人である。
    本当にノイローゼになり病院に通っていた。
    後のベスト・アルバム『THE SIX』『Blankey Jet City 1991-1995』にも収録された。
  11. 2人の旅
    浅井が22歳の時に名古屋にて作曲。
  12. 小麦色の斜面
    照井がベースラインをつけるのに苦労したが、土屋昌巳から「ローリング・ストーンズの『悪魔を憐れむ歌』のように弾いてはどうか」とアドバイスを受け、収録されたベースラインが完成した。歌詞の「目を潰すだけさ」は土屋のアイディアだが、浅井はあまり気に入っていない。

脚注

外部リンク

  • BANG! - UNIVERSAL MUSIC JAPAN

!Bang Telegraph

Bang Bang YouTube Music

Bang RCA Records

Bang Comic

Bang Telegraph