マツリカ(茉莉花、アラビアジャスミン)は、モクセイ科ソケイ属(ジャスミン、素馨)の1種の常緑半蔓性灌木。学名Jasminum sambac。インド、スリランカ、イラン、東南アジアなどで自生する。サンスクリットのマリカー (サンスクリットラテン翻字: mallikā) が語源。
中国語では(双瓣)茉莉、インドネシア語・マレー語ではムラティ (melati)、フィリピン語ではサンパギータ (sampaguita)、ヒンディー語ではモグラ (mogra)、ハワイ語ではピカケ (pikake, pikaki) で、日本でもこれらの名で呼ばれることがある。
利用
花は香りが強く、ジャスミン茶(茉莉花茶)などに使われる。ジャスミン茶は、マツリカの花冠で茶葉を着香する。ハーブオイルやお香などにも使われる。
国花
1937年、フィリピンの国花に制定された。
1990年には、コチョウランの原種Phalaenopsis amabilis、ラフレシアの1種Rafflesia arnoldiiと共に、インドネシアの国花に制定された。
関連項目
- ルリマツリ
外部リンク
- デジタル大辞泉『茉莉花』 - コトバンク
- 世界大百科事典 第2版『マツリカ』 - コトバンク