服部 和彦(Kazuhiko Hattori、はっとり かずひこ、1944年 - )は、日本の音楽家・音楽批評家・音楽プロデューサー・作曲家・朗読演出家。

東京都出身。

経歴

1966年日本大学第二工学部卒業。1976年から1977年まで民族音楽研究のため、アジア、中東、アフリカの各国を歴訪。

1973年に作曲コンクールに1位入賞すると音楽活動を開始。

1975年、国際芸術連盟会長に就任。琴祥流琴祥会(大正琴)会長、日韓音楽文化交流委員会代表などを歴任している。

室内楽を中心に独奏曲、管弦楽、劇音楽など数多くのジャンルで活躍。Asia Composers Leagueのフェスティバルで室内楽作品が6回・声楽アンサンブルが1回入選。

これまでに20回を超える作品個展を開いている。CD、楽譜の出版も多数。

プロデューサーとしての活動も活発で、 国内外の現代音楽の紹介やフェスティバルなどを制作。

また朗読台本の執筆、脚色、演出を手がけるほか、朗読家の発掘育成にも力を注いでいる。

40年来、東洋思想、超心理学、量子物理学、神智学、史学を学び、それらの学際的研究も重ねている。またこれらと並行して講演や執筆活動を行う。

国際芸術連盟会長、琴祥流琴祥会(大正琴)会長、朗読季の会主宰。東京国際室内楽作曲コンクール、東京国際声楽作曲コンクール審査員長。

書籍

  • KYO(アンリ ルモアンヌ<仏>刊)
  • アフター ザ ダーク(JILA edition 刊)
  • ギターのためのコンポジション(全音楽譜出版社刊)
  • 美しき受難者(日本作曲家協議会刊)

作曲作品

  • 雨の彩~フルートのために~
  • シーズン~ピアノのために~
  • 波の記憶~ヴァイオリン・クラリネット・ピアノのために~
  • 私の耳は…~朗読と音楽のために~
  • アフター・ザ・ダークⅡ~弦楽四重奏のために~
  • ピアノ協奏曲「巡る風のとき」
  • 無伴奏声楽六重唱曲”イリスの風”
  • ミザール~マリンバのために~
  • プレアデス~ソプラノと弦楽オーケストラのための詩曲~
  • エピターフ


2016年8月16日「日本現代音楽展」での『ミザール」』の楽曲解説においては、以下のように語っている。
『「ミザール」とは、北斗七星の中の一番明るい星の名称である。“ミザール”という言葉に出会ったとき、この言葉の響きや質感が私の創作意欲を誘発した。
光と闇、動に対する静のように、互いに対立しながら一体融合している存在を想い続けた。漆黒の空間に放散してゆく繊細な光の束をイメージした。
言葉のイメージを喚起する力を思い知ったのだった』

参考

  • 服部和彦のチケット一覧
  • 講演依頼.com 服部和彦
  • コンサートスクエア 服部和彦作曲個展
  • 国際芸術連盟
  • タワーレコード 服部和彦
  • himawariのブログ 日本現代音楽展

脚注

外部リンク

  • 国際芸術連盟

服部 有希子 名古屋市立大学 放射線医学分野

スペシャルインタビュー Vol.1 服部滋樹氏|スペシャルコンテンツ|大阪博

「作曲家3人」~服部和彦曲「ドリーム」 コンサートマネジメント:国際芸術連盟 YouTube

服部 保彦 刈谷商工会議所青年部

服部和彦歌曲作品の夕べ 終了 MISAO の ひとりごと