ボビー・プリンス

ロバート・キャスキン・プリンスIII世（Robert Caskin Prince III、業界ではボビー・プリンス（Bobby Prince）として知られる）は、アメリカのゲーム作曲家・サウンドデザイナー。彼はいくつかのゲーム会社、特にid Softwareと3D Realmsで独立業務請負人として働いていた。彼の最も有名な作品には、『Wolfenstein 3D』『Doom』『Doom II：Hell on Earth』『Duke Nukem II』『Duke Nukem 3D』などがある。

初期の人生と教育

ボビー・プリンスは、 R＆B・ソウルバンド「The Jesters」の結成メンバーである。彼は1969年～70年にベトナムで1LT小隊長を務めた。

プリンスは1980年に司法試験に合格した弁護士である。

キャリア

プリンスは『Commander Keen 4–6』『Cosmo's Cosmic Adventure』『Pickle Wars』『Catacomb 3D』『Wolfenstein 3D』『Spear of Destiny』『Blake Stone』『Rise of the Triad』『Duke Nukem II』『Duke Nukem 3D』『Abuse』『Demonstar』や他の多くのゲーム音楽と効果音を制作している。

彼の最も有名かつ最も不朽の作品として、コンピューターゲーム『Doom』のサウンドトラックがある。Doomのサウンドトラックはゲーマーの間で非常に人気が高く、ゲームのリリースから20年以上経過した今でも、ファンがさまざまなカバーバージョンやリミックスプロジェクトを行っている。Doomの共同開発者であるジョン・ロメロによると、ゲームのいくつかのトラックは、パンテラやアリス・イン・チェインズなどの人気のヘビーメタルバンドの曲のコピーである。

2006年には、仲間のゲーム作曲家から特別功労賞を授与された。

最近の仕事として、2014年のゲーム『Wrack』（旧題：Last Bastion）のサウンドと音楽を制作している。