茶神八幡神社(さじんはちまんじんじゃ)は、徳島県勝浦郡上勝町にある神社である。古くから「お茶の神様」として知られており、日本で唯一茶神を祀っている。
歴史
創建年は不詳。神社の岩窟は岩陰遺跡となっており、発掘すれば阿波国に発酵茶をもたらした人々の遺物が見つかる可能性が高いと考えられている。
茶神八幡神社の由来は、平家の落人であった横尾権守が背負っていた「八幡大菩薩」を祀ったのが始まりと伝承されている。平安時代末期に横尾権守が主君である平清盛を熱病から回復させるために中国大陸に渡り、妙薬と思われた晩茶の製法を学んで帰国したが、帰国時には清盛は既に亡くなっており、横尾権守は当地に入って晩茶の製法をこの地域に伝えたという言い伝えがあり、それが現在の阿波晩茶である。
祭神
- 品陀和気命
交通
- JR「徳島駅」より車で約96分。
脚注
外部リンク
- 山神社 - 八百万の神