「スウィート・ジェーン」(Sweet Jane)は、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドが1970年に発表した楽曲。ルー・リードのライブの定番曲の一つ。ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500では294位にランクされている。
概要
1970年11月15日発売の4作目のアルバム『ローデッド』に収録。既に前年の1969年にライブで演奏されていた作品であるが、アルバムにはブリッジの部分(Heavenly wine and roses / Seem to whisper to her when he smile)はカットされて収録された。
フル・バージョンは1995年9月26日発売のボックス・セット『Peel Slowly and See』において初めて公表された。『ローデッド』の現行のリマスター盤や45周年アニバーサリー盤ではオリジナル・バージョンはフル・バージョンに差し替えられているほか、初期のテイクも収められている。
ニ長調(D)の楽曲であるが、ホ長調(E)で演奏されたライブ・バージョンがいくつか存在する(ルー・リードのライブ・アルバム『Rock 'n' Roll Animal』、『Live: Take No Prisoners』)。
ライブ・バージョン
主なカバー・バージョン
- モット・ザ・フープル - 1972年のアルバム『すべての若き野郎ども』に収録。翌1973年1月、シングルカットされた。
- ブラウンズヴィル・ステーション - 1973年のアルバム『Yeah!』に収録。
- ザ・ジム・キャロル・バンド - 1983年のアルバム『I Write Your Name』に収録。
- カウボーイ・ジャンキーズ - 1988年のアルバム『The Trinity Session』に収録。シングルカットされた。
- トゥー・ナイス・ガールズ - 1989年のアルバム『2 nice girls』に「Sweet Jane (with Affection)」として収録。シングルカットされた。
- BO GUMBOS - 1994年のアルバム『The King of Rock'n'Roll』に収録。