パンガイ(Pangai)は、トンガのハアパイ諸島に位置する村。ハアパイ諸島の行政上の主都である。
概要
村はハアパイ諸島に属するリフカ島の西岸に位置し、人口はおよそ2,000人である。
村の中心街はカトリック教会(Siasi Katolika)の周辺と港へ向かうホロペカ通り沿いに形成されている。中心街にはいくつかの商店と1軒のレストラン、1軒の銀行がある。またトンガ政府観光局や郵便局、警察署、中等学校も置かれている。
歴史的な遺産はごくわずかしかなく、教会が数堂、コロニアル様式の住宅と墓地がいくつか見られる程度である。
交通
リフカ島空港(別名:サロテ・ピロレブ空港、IATAコード:HPA)がパンガイの北約3kmの位置にある。道路にはブタがあふれている。
村内にはフェリー乗り場があり、「パンガイフェリーターミナル」と呼ばれている。フェリーターミナルからはウイハ島行きの連絡船が就航する。
歴史
メソジストの宣教師であるシャーリー・ベイカーはジョージ・トゥポウ1世の下で首相を務め、1903年11月16日にパンガイで亡くなった。ベイカーの墓と記念碑が墓地に残り、観光地となっている。
脚注
参考文献
- 安藤正治『トンガ通信 Vol.12』Newsletter from tonga、2009年3月5日、2p.(電子版)
- 須田一弘・口蔵幸雄(2003)"トンガ王国ハアノ島ハアノ村の漁撈活動"北海学園大学人文論集.23・24:349-374.
- 『トンガ王国』国際機関 太平洋諸島センター、2008年3月10日、36p.
関連項目
- トンガの行政区画
外部リンク
- Port of Pangai , Tonga - ports.com(英語)
- Pangai weather forecast 15 day(英語)