2020年東京オリンピックのホッケー競技(2020ねんとうきょうオリンピックのホッケーきょうぎ)は、国際ホッケー連盟(FIH)管轄の下、2021年7月24日から8月6日まで大井ホッケー競技場で開催された。今大会も24チーム(男女各12チーム)が出場する。
参加国
男女それぞれ12チームずつが出場する。開催国の日本は自動的に参加が決定(男子は1968年大会以来、女子は5大会連続の出場)。男女それぞれにおいて、各大陸予選優勝5チームと、オリンピック予選を勝ち抜いた6チームが加わって実施される。
- 大陸予選のうちアジア予選(2018年アジア競技大会のホッケー競技)においては、日本が男女とも出場しているが、もし日本が優勝した場合は、当該性別においてオリンピック予選からの出場枠を一つ増やす(アジア競技大会2位のチームがオリンピック出場権を得るのではない)。なお男女とも日本が優勝したため、上記の規定が実際に適用される。
- オリンピック予選には、2019 FIHプロリーグと2018-19 FIHホッケーシリーズの成績上位、FIHランキング上位の計14チームが出場する。そのうち、FIHランキング上位7チームが、下位7チームのいずれかを迎えて、2連戦を戦い合計得点で出場権を争う。
男子
オリンピック予選(男子)
FIHプロリーグの2019シーズン上位4チーム、2018-19FIHホッケーシリーズの各大会(クアラルンプール、ブバネーシュワル、ル・トゥケ)の上位2チーム及び、2019年9月時点のFIHランキングの上位チームが出場権を得る。FIHプロリーグ、FIHホッケーシリーズの対象チームが既にオリンピック出場権を得ていた場合は、FIHランキングの上位チームが補充される。(ただし、独自のNOCを持たないウェールズとスコットランドを除く。また、エジプトは辞退した。)
出場14チームのうち、FIHランキング順で1位~3位のチームは12位~14位のチームのいずれかと、4位~7位のチームは8位~11位のチームのいずれかとホームチームとして対戦する。
女子
オリンピック予選(女子)
FIHプロリーグの2019シーズン上位4チーム、2018-19FIHホッケーシリーズの各大会(バンブリッジ、広島、バレンシア)の上位2チーム及び、2019年9月時点のFIHランキングの上位チームが出場権を得る。FIHプロリーグ、FIHホッケーシリーズの対象チームが既にオリンピック出場権を得ていた場合は、FIHランキングの上位チームが補充される。
出場14チームのうち、FIHランキング順で1位~3位のチームは12位~14位のチームのいずれかと、4位~7位のチームは8位~11位のチームのいずれかとホームチームとして対戦する。
競技日程
競技概要
グループステージの組分けは2019年9月のFIHランキングを基に行われ、2019年11月23日に公表された。
男子
グループA
グループB
決勝トーナメント
大会前のFIHランキングで1位と2位を占めていたオーストラリアとベルギーが、それぞれグループステージを1位で通過、決勝トーナメントを勝ち上がり、決勝で対戦した。ペナルティシュートアウト戦を制したベルギーが男女を通じてオリンピックホッケー競技初優勝を果たした。
最終順位
女子
グループA
グループB
決勝トーナメント
前回大会で銀メダルを獲得したオランダはそれ以降の国際大会を全て制し、FIHランキング1位に君臨しており、優勝候補と目されていたが、本大会でも下馬評通り、グループステージを全勝で通過すると、準決勝では前回の決勝で敗れたイギリスに雪辱を果たし、決勝でもアルゼンチンを破り4度目の金メダルを獲得した。オランダは1996年大会以来、7大会連続のメダル獲得となった。
最終順位
競技結果
国・地域別のメダル獲得数
脚注
外部リンク
- ホッケー 競技紹介 - 東京2020オリンピック競技大会
- ホッケー スケジュール&結果 - 東京2020オリンピック競技大会
- リザルトブック