トークン・パッシング(token passing)とは、LANに於ける媒体アクセス制御(MAC)の方式の一つ。

概要

ネットワーク上を、常に「トークン」と呼ばれる特定の内容を持つビット列が巡回していて、データをネットワーク上に送出しようとするノードは、このトークンを捕まえてフレームに変換して、必要なデータを搭載してから送り出す仕組みになっている。イーサネットで使われるCSMA/CD方式と比較すると、負荷が大きい場合でもスループットが落ちないほか、トークンの周回時間を制御すれば、データ転送に要する遅延時間を予測出来るという利点がある。通常はリング型トポロジーのLANで使用されるが、バス型LANに適用した「トークン・バス」という方式も有る。

トークン・パッシング方式のLAN

トークン・パッシング方式を採用したLANには、以下のものがある。

  • トークンリング (IEEE 802.5)
  • トークン・バス (IEEE 802.4)
  • FDDI
  • アークネット
  • HP-IL

トークンとは!?今さら聞けない初心者がしっておくべきポイントをわかりやすく解説

トークンパッシングプロトコル (トークンパッシングプロトコル) JapaneseEnglish Dictionary

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