2002年のチェコグランプリは、ロードレース世界選手権の2002年シーズン第10戦として、8月23日から25日までチェコのブルノ・サーキットで開催された。
概要
125ccクラス決勝では、8台の大集団によるトップ争いを制したルーチョ・チェッキネロがシーズン3勝目を挙げた。ポイントランキングでは、今回5位に終わったマヌエル・ポジャーリとの差をアルノー・ヴァンサンが僅か2ポイントに、ダニ・ペドロサが11ポイントに詰めた。
250ccクラスでは、終盤にフォンシ・ニエトがラインを外して後退、ロベルト・ロルフォが転倒を喫する中、絶好調を維持しているマルコ・メランドリが6連勝・シーズン7勝目を挙げた。これでチャンピオン争いでは、メランドリがフォンシに対し37ポイントのアドバンテージを築いた。
MotoGPクラスでは、マールボロ・ヤマハのマックス・ビアッジが独走を遂げ、YZR-M1に初勝利をもたらした。2位には、今回から4ストロークマシンのホンダ・RC211Vを与えられた加藤大治郎が入った。バレンティーノ・ロッシはリヤタイヤのトラブルからピットイン、このシーズン初のリタイヤに終わった。しかしポイントランキングでは、ロッシと2番手の宇川徹との間には依然80ポイントの大差が残った。
MotoGPクラス決勝結果
250ccクラス決勝結果
125ccクラス決勝結果
脚注
参考文献
- “MotoGP official website”. 2011年3月22日閲覧。