神道修成派(しんとうしゅうせいは)は、東京都杉並区松庵に法人本部(教庁)を置く教派神道で、神道十三派の一つ。
天之御中主神・高皇産霊神、神皇産霊神、伊邪那岐大神、天照大御神、天神地祇八百万神を総称した修成大神を祭神としている。
教義は儒教の影響を受けている。信者数は6,502人。
文献
教義の基礎は、3種類の教典と1種類の附録で示されている。
教典
- 『修道 溯源(しゅうどう そげん)』(大司徒 新田邦達 訳註)
- 『修成道 教典(しゅうせいどう きょうてん)』(大司徒 新田邦達 訳註)
- 『顕幽 略説(けんゆう りゃくせつ)』(文学博士 佐々木英夫 訳註)
附録
- 『修成 教法(しゅうせい きょうほう)』(大司徒 新田邦達 訳註)
二大聖地
大元祠
本部教会を「大元祠(だいげんし)」という。山上祠(さんじょうし)と山下祠(さんかし)に分かれている。
- 大元祠(だいげんし)【山上祠(さんじょうし)】(静岡県磐田市敷地1464-1) - 本殿が、市営獅子ヶ鼻公園の北東に隣接する、秩山の山頂にある。
- 大元祠(だいげんし)【山下祠(さんかし)】(静岡県磐田市敷地938-17) - 教祖教霊殿などが、天竜浜名湖鉄道の敷地駅より徒歩15分の小高い丘の上にある。南東側に磐田市立豊岡東小学校がある。
歴史
新田邦光により1869年(明治2年)に開教し、1873年(明治6年)8月に修成講社として設立。
1876年(明治9年)10月23日に神道修成派として一派独立。
1953年(昭和28年)4月に本部教会(大元祠)を静岡県磐田郡豊岡村敷地(現在の磐田市敷地)に遷座した。
歴代管長
- 新田邦光
- 新田邦貞
- 新田邦達
- 新田邦夫(政治学者、カール・シュミット研究者、元山梨大学教育学部教授、1972年7月から)
祭事
年間祭事
- 大元祠(だいげんし)【山上祠(さんじょうし)】にて、下記の大祭を斎行している。
- 月次祭(毎月第1日曜日)
- 星祭大祈祷(2月5日)
- 大祭(4月の第1週の金、土曜日)
- 大元祠(だいげんし)【山下祠(さんかし)】の教霊殿にて、下記の霊祭を斎行している。
- 月次霊祭(毎月25日)
- 教祖教霊祭(11月24日、11月25日)
- 教庁【本郷祠】にて、下記の大祭を斎行している。
- 大祭(10月 体育の日)
脚注
外部リンク
- 神道修成派 - 教派神道連合会
- 神道修成派 - ウェイバックマシン(2004年1月10日アーカイブ分)
- 神道修成派敬神大教会
- 萩原大教会
- 神道修成派美久仁大教会
- 神道修成派大元祠【山上祠(さんじょうし)】 - Google マップ より
- 神道修成派大元祠【山下祠(さんかし)】 - Google マップ より
- 神道修成派教庁【本郷祠】 - Google マップ より