ヴィト・マンノーネ(Vito Mannone, 1988年3月2日 - )は、イタリア・ロンバルディア州ミラノ県デージオ出身のサッカー選手。リーグ・アン・LOSCリール所属。ポジションはGK。
経歴
育成の名門アタランタユース出身で2005年7月1日にアーセナルに加入。7月16日のバーネット戦(4-1)でトップデビューを果たすもGKにはイェンス・レーマン、マヌエル・アルムニアと代表クラス2人を抱えており、年内のリーグデビューはならなかった。
2006年8月18日、2部のバーンズリーFCへレンタル移籍。正GKニック・コルガンからの定位置奪取を目指した。9月22日のアウェーのプレストン・ノースエンドFC戦でコルガンが相手選手パトリック・アゲマングへの危険行為でレッドカードを出されたことにより、交代出場でデビューした。翌日のルートン・タウンFC戦ではコルガンが出場停止だったため先発で出場したが、相手のセンタリングをファンブルしてしまい、アーメト・ブルコヴィッチのゴールに繋がってしまうミスを犯した。その後彼は膝の怪我を負ったため10月23日にアーセナルへ返却されるのではないかという噂が広まったが残留した。2007年になるとスコットランドのインヴァネスへの、さらに夏には同じくスコットランドのグレトナFCへのローン移籍が噂された。
2007年のリーグカップではウカシュ・ファビアンスキの控えとしてベンチ入りした。それからのリーグ戦ニューカッスル・ユナイテッドFC、シェフィールド・ユナイテッドFC、ブラックバーン・ローヴァーズFC戦にベンチ入りしている。リザーブチームが主戦場ながらもGK負傷時には時折ベンチに入った。リーグカップでは常時ベンチ入りした。
2008年にはレーマンの退団に伴いトップチームへ昇格。アルムニア、ファビアンスキに次ぐ第3GKとなり、リーグ戦デビューも飾った。しかし、出場機会にはなかなか恵まれず2010年10月18日に前年2部に降格したハル・シティへのレンタル移籍を決断。だが、移籍後は怪我に悩まされ結局10試合の出場に留まりシーズン終了後に復帰。
2012年1月4日、再度ハル・シティへのローン移籍が決まり、今度は正GKのポジションを得ると怪我もなく21試合に出場した。
イタリア代表歴は無い。U-21代表は同年代のエンリコ・アルフォンソ等ライバルが多く、マンノーネはイングランドのクラブに在籍していたため招集はなかった。
UEFAチャンピオンズリーグ 2009-10で不調のマヌエル・アルムニアの代わりに出場し、好パフォーマンスを見せたことによりアーセン・ベンゲル監督の信頼を掴み、リーグ戦に於いてもスターティングメンバーに名を連ねた。その後も、ヴォイチェフ・シュチェスニーが不調時に出場したが、正ポジションを得るまでには至らなかった。
2013年7月4日、サンダーランドへ完全移籍。
2017年7月、レディングFCと3年契約を結んだ。
2020年9月11日、ASモナコと2年契約を結んだ。2022年6月18日、モナコから退団すると発表された。
2022年9月1日、FCロリアンに1年契約で加入した。
2023年8月29日、LOSCリールに移籍した。