ハリバドラ(梵: Haribhadra, 獅子賢)とは、インド仏教中観派の僧侶。なお、ジャイナ教にも同名の論理学者がいるが、別人である。
唯識派の祖であるマイトレーヤ(弥勒)の著とされる『現観荘厳論』を、中観派の立場から註釈したことで知られる。
チベット仏教では、シャーンタラクシタ(寂護)の弟子の1人とみなされたり、『秘密集会タントラ』の解釈・実践の二大流派の1つである「ジュニャーナパーダ流」の創始者ジュニャーナパーダの師とみなされたりもする。
著作
- 『現観荘厳論光明』(大註)
- 『(現観荘厳論)小註』
脚注・出典
関連項目
- 中観派