茂受駅(もうけえき)は、かつて樺太敷香郡泊岸村に存在した鉄道省樺太東線の駅である。 泊岸村と元泊郡知取町の境界近くにある。

歴史

  • 1930年(昭和5年)11月3日 - 樺太鉄道知取駅 - 南新問駅間(32.5km)延伸開業により設置。
  • 1934年(昭和9年)5月23日認可 - 茂受荷扱所に変更。
  • 1941年(昭和16年)
    • 3月31日 - 茂受仮乗降場に変更。
    • 4月1日 - 樺太鉄道の国有化により、樺太庁鉄道東海岸線の駅となる。
  • 1943年(昭和18年)4月1日 - 南樺太の内地化にともない、鉄道省(国有鉄道)に編入。
  • 1945年(昭和20年)8月 - ソ連軍が南樺太へ侵攻、占領し、駅も含め全線がソ連軍に接収される。
  • 1946年(昭和21年)
    • 2月1日 - 日本の国有鉄道の駅としては、書類上廃止。
    • 4月1日 - ソ連国鉄に編入。ロシア語駅名は「モリャンカ」。

駅名の由来

当駅の所在する地名からであり、地名はアイヌ語の「モ・サク・コタン」(小さい夏の村)による。

運行状況

(1944年当時)

  • 1945年現在、鉄道は上り元泊駅行き2本と白浦駅行きと大泊駅行きと大泊港駅行き各1本であった。下りは敷香駅行きが4本と上敷香駅行きが1本であった。

隣の駅

鉄道省樺太鉄道局
樺太東線
大鵜取駅 - 茂受駅 - 新問駅

脚注


茂市駅

茂市駅

茂市駅

茂市駅

茂市駅