グレンツェント(Glanzend)は、日本の競走馬。主な勝ち鞍に2017年の東海ステークス、2016年のレパードステークス、2020年の川崎マイラーズ、スパーキングサマーカップ。2020年度のTCKスプリンター賞に選出された。
戦績
- 特記事項なき場合、本節の出典はJBISサーチ、地方競馬全国協会
2015年8月9日、新潟競馬場での2歳新馬戦でデビューし、5着。2歳時は1走のみで、翌2016年1月の3歳未勝利戦で復帰し、初勝利をおさめる。続く500万下条件戦も勝ち、伏竜ステークス2着のあと青竜ステークスではアルーアキャロルとの競り合いを制して3勝目を挙げた。ユニコーンステークスでゴールドドリームの3着となった後、8月のレパードステークスでは逃げたケイティブレイブをゴール直前で差し切って、重賞初制覇を果たした。秋に入り、古馬と初対戦のみやこステークスで2着となり、続く12月の師走ステークスに勝利。4歳となって初戦の東海ステークスではモルトベーネを半馬身差下して重賞2勝目を挙げた。次走のアンタレスステークスで9着となったあとしばらくは3着以内に入らない成績を重ね、2019年8月のBSN賞6着のあと8月29日付でJRAの競走馬登録を抹消され、大井競馬場・藤田輝信厩舎に移籍した。
移籍初戦、マイルグランプリでワークアンドラブの2着に入り、続く3戦は3着以内に入らなかったものの、2020年5月の川崎マイラーズでは先に抜け出したリッカルドを差し切り、3年4か月ぶりとなる勝利を重賞3勝目で挙げた。京成盃グランドマイラーズ3着、マイルグランプリ2着を挟み、9月のスパーキングサマーカップでは再びリッカルドを差し切って重賞4勝目とした。続く2戦、サンタアニタトロフィーと浦和競馬場のゴールドカップで続けて2着に入り、2020年は9戦して重賞2勝を挙げ、TCKスプリンター賞にフジノウェーブ記念を勝ったトロヴァオとともに選ばれた。2021年には初戦の報知グランプリカップ、次戦フジノウェーブ記念で連続3着、京成盃グランドマイラーズ4着を経て7月の橘オープンを勝ち、マイルグランプリでは2着、スパーキングサマーカップでも3着に入る好走を見せた。秋に入りサンタアニタトロフィーは5着、ゴールドカップでは4着と着外に終わり2021年シーズンを終える。
2022年も現役を続行。初戦の多摩川オープンを制すると、京成盃グランドマイラーズ6着を経て連覇がかかった川崎マイラーズではファルコンビークの3着であった。6月のマイルグランプリトライアルを快勝して、7月のマイルグランプリに出走したが4着に終わった。その後、8月25日のスパーキングサマーカップに出走予定であったが、左前浅屈腱炎を発症したため現役を引退することになった。引退後は乗馬となる予定。
競走成績
以下の内容は、JBISサーチ、netkeiba.com、地方競馬全国協会に基づく。
血統表
- 祖母Hatoofは1992年英1000ギニーなど重賞8勝。
- 4代母Tananariveを祖とする牝系からはカレンブラックヒル(2012年NHKマイルカップなど)とレッドアルヴィス(2014年ユニコーンステークス)の兄弟が出ている。
脚注
注釈
出典
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、KEIBA.GO.JP、JBISサーチ、Racing Post