正亀 慶介(まさかめ けいすけ。本姓は「しょうかめ」であるが、神戸に来た時に発音しにくいとの理由で「まさかめ」あるいは「まさがめ」と自称していた。昭和3年(1928)9月生まれ~令和元年(2019)7月6日逝去。)は、商法を中心に神戸大学、神戸商科大学、掛け持ちで、佐賀大学、福井県立大学、関西大学などで教鞭をとった法学者。神戸商科大学名誉教授。

教え子の集まりは洪範九疇の神亀より、亀法会(きっぽうかい)と称し、弟子に泉克幸関西大学法学部教授(知財法)などがいる。瑞宝中授賞。

三重県出身。青少年時代に結核に悩まされ、九死に一生を得る。苦学の後、県立兵庫高校卒業後、神戸大学(法学博士)。

『私も若いころは』と本人も相当若い時代から学生に言う癖があった。

病気で体が小さく童顔だったので、記念撮影などでは、写りが悪いのを気にしてか、他の人から前列目立つ席を譲ってもらえ、『病気も人の特性であり、うまく生かせば悪いものではない』と教えていた。

弱い体を鍛えるため、歩けると思える距離ならどんなに長い距離もスーツ姿で歩く努力の人であった。六甲全山縦走をスーツ姿で行った時、教え子から『先生の根性は判りましたので、今後やめてください』との愁訴があった。

ゼミなどでは突然ドイツ語や酷い時にはラテン語(ローマ法の法諺を勉強しているかのチェック)で法律問題を質問されるため、正面の席は『命取りの席:Siege Perilous』と呼ばれていた。

教え子からは法匪は1人も出さないのが信条。

脚注

『入門銀行取引法講座 第3 貸付』河本一郎共著 金融財政事情研究会

「法人格の否認」ジュリスト456号『ドイツ判例百選』

『社債法の改正』判例タイムズ839号

『西独における大株主の議決権の制限』商事897号

『昭和44年度重要判例解説』ジュリスト456号

『ドイツ株式法邦訳』神戸法学雑誌15巻

『取締役会における特別利害関係人の範囲と取り扱い』北沢正啓 編『商法の争点[第二版]』

『法学』学術図書出版社(古林稔との共著)

『会計監査人の民事・刑事責任』税経セミナー18巻14号

『西ドイツにおける寄託議決権』民商法雑誌60巻3号

『西ドイツにおける株主総会の運営』商事法務540号

『合併契約書について』六甲台論集2巻4号

『法律政策的問題としての人的な有限会社』神戸法学雑誌

『会社設立の法律入門』有斐閣

『正亀慶介教授の人と学問』商大論集

『斎藤修、正亀慶介教授の人と学問』商大論集

正亀慶介先生の講義の思い出1976/10-1977/3 海商法 ブログ中に記載された安平昭二教授も神戸商科大学の名物教授。 http://managementscience.blog.fc2.com/blog-entry-553.html



祖堅正慶 Steinberg

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