小雪(しょうせつ)は、二十四節気の第20。十月中(通常旧暦10月内)。
現在広まっている定気法では太陽黄経が240度のとき(黄道十二宮では人馬宮の原点に相当)で11月22日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。平気法では冬至から11/12年(約334.81日)後で11月21日ごろ。期間としての意味もあり、この日から、次の節気の大雪前日までである。
季節
わずかながら雪が降り始めるころ。『暦便覧』では「冷ゆるが故に雨も雪と也てくだるが故也」と説明している。
日付
定気法による小雪の瞬間(世界時、UT)と、日本・中国での小雪日の日付は表のとおり。日本における時刻はこの表の9時間後、中国では8時間後となり、世界時15時台の2国の日付は異なる。
グレゴリオ暦
グレゴリオ暦による1582年から2499年までの日本の小雪は表のとおり。
2025年の小雪は11月22日。
365日からの超過分が毎年蓄積し、4年に一度閏年でリセットされる様子がわかる(小雪は閏日の挿入される2月末日より後のため、4で割り切れる年が先頭)。 1797年から2015年までは11月22日、11月23日のいずれか。 2016年から11月22日が2051年まで続く。 2052年以降は11月21日、11月22日、11月23日のいずれかとなる。
七十二候
小雪の期間の七十二候は以下のとおり。
- 初候
- 虹蔵不見(にじ かくれて みえず) : 虹を見かけなくなる(日本・中国)
- 次候
- 朔風払葉(きたかぜ このはを はらう) : 北風が木の葉を払い除ける(日本)
- 天気上騰地気下降(てんき じょうしょうし ちき かこうす) : 天地の寒暖が逆になる(中国)
- 末候
- 橘始黄(たちばな はじめて きばむ) : 橘の実が黄色くなり始める(日本)
- 閉塞而成冬(へいそくして ふゆをなす) : 天地の気が塞がって冬となる(中国)
前後の節気
立冬 → 小雪 → 大雪