アヴェンチュラ (Aventura、2008年3月7日 - ) は日本の競走馬である。主な勝ち鞍は2011年の秋華賞。馬名の意味はイタリア語で「冒険(伊: aventura)」。
経歴
2歳
2010年6月20日に阪神競馬場の2歳新馬戦でデビュー。このレースにはディープインパクト産駒初の出走となるシュプリームギフトや後のニュージーランドトロフィー勝ち馬のエイシンオスマンといった評判馬が出走しており、そのなかでアヴェンチュラは単勝3.7倍の2番人気に支持された。レースは中団を進み、直線では上がり3ハロン34秒4の末脚を繰り出し3馬身1/2の差で快勝した。2戦目の重賞初挑戦となった10月2日札幌競馬場の札幌2歳ステークスは2番人気で出走、レースでは中団後方から脚を伸ばしたがオールアズワンの2着だった。その後、12月12日阪神の阪神ジュベナイルフィリーズではスタートで出遅れ後方からレースを進んだがスローペースが響き4着になった。その後、右前第三手根骨が判明し、長期休養に入った。
3歳
復帰初戦となった2011年7月30日の漁火ステークスでは道中好位の4番手を進み、直線で先頭に立つとシルクアーネストの追走を3馬身差で抑え2勝目となった。8月14日のクイーンステークスではコスモネモシンをクビ差抑え、重賞初勝利となった。クイーンステークスから直行した秋華賞では、当初はエドガー・プラードが騎乗予定だったが、岩田康誠に変更となった。2番人気に支持され、メモリアルイヤーの大逃げというレース展開から最後の直線で早めに抜け出すとキョウワジャンヌ、1番人気のホエールキャプチャの追走を封じて1着となり、GI初制覇を果たした。11月13日のエリザベス女王杯では好位の7番手で脚を溜め直線で外から襲い掛かるが、後方から脚を伸ばしたスノーフェアリーにかわされクビ差の2着となった。後日、競走中に両第3手根骨々折を発症していたことが判明した。その後も復帰に向けて準備を進めたものの左前第3手骨骨折が判明し、復帰に時間がかかることから2012年6月15日付で競走馬登録を抹消。引退後は、ノーザンファームで繁殖馬となった。
競走成績
以下の内容は、netkeiba.comの情報に基づく。
繁殖成績
- 情報は2024年10月2日現在。
血統表
- 全兄:東京スポーツ杯2歳ステークス、共同通信杯を連勝し、皐月賞で3着に入ったフサイチホウオー。
- 全姉:阪神ジュベナイルフィリーズ、優駿牝馬を制したトールポピー。
- 半兄:全日本2歳優駿2着のナサニエル。
- 甥:京都大賞典、ジャパンカップを勝ったヴェラアズール。
脚注
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ、Racing Post
- アヴェンチュラ - 競走馬のふるさと案内所