『LUCY』(ルーシー)は、1997年6月6日に発売された大貫妙子の通算17作目のスタジオ・アルバム。発売元はEASTWORLD / 東芝EMI。
概要
タイトルの″ルーシー″とは、およそ320万年前にエチオピアで生活していたとされる猿人女性の骨格化石につけられた愛称で、人類の祖先としては最古のものと考えられており、ルーシーを″人類の母″であると多くの学者が分析しているとの説がある。
メイン・プロデューサーとして、1985年のアルバム『copine』以来12年振りとなる坂本龍一を迎えており、また、アメリカ出身のギタリストで歌手、作曲家のアート・リンゼイも3曲のプロデュースに携わっている。前作『TCHOU』と同様にブラジル音楽やラテン音楽を取り入れつつも、当時の流行を意識した音響にもこだわった1枚である。
先行シングル「Happy-go-Lucky」を収録。M-1「LULU」は、フランスで制作されたマルチメディアCD-ROM『LULU』の日本語版の朗読を担当することになった大貫が、音楽担当のオリビエ・プリズラックと意気投合し、『LULU』をテーマとして作曲した作品。M-5「TANGO」は大貫が詞を提供した坂本龍一のアルバム『スムーチー』収録曲のカバー。
2016年3月にはリマスター盤SHM-CDが発売され、2020年12月にはLPレコードが限定盤として発売された。
収録曲
CD
LP
参加ミュージシャン
発売履歴
脚注
出典
参考資料
- 大貫妙子『LUCY』(ライナーノーツ)東芝EMI、1997年6月6日。TOCT-9873。
外部リンク
- 19th Album: LUCY – 大貫妙子 Taeko Onuki
- 23rd Single Happy-go-Lucky – 大貫妙子 Taeko Onuki
- ALBUM LUCY – 記憶の記録LIBRARY