ナッシュ・オーウェン・ウォルターズ(Nash Owen Walters、1997年5月18日 - )は、アメリカ合衆国・テキサス州タイラー出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。中日ドラゴンズ所属。
経歴
ブルワーズ傘下時代
2015年のMLBドラフト3巡目(全体90位)でミルウォーキー・ブルワーズから指名され、入団。テキサスA&M大学からも奨学金付きのオファーを受けていたが、プロ入りを選択した。
同年は傘下Rookie級アリゾナリーグ・ブルワーズで11試合に登板し1勝0敗、防御率4.15の成績だった。
2017年シーズンに肘を故障し、同年のシーズンは全休した。その後、同年オフにトミー・ジョン手術を受け、翌2018年シーズンもリハビリのため全休した。
その後、ブルワーズ傘下では2022年シーズンまでプレーした。ブルワーズ傘下では最高で傘下AAA級ビロクシ・シャッカーズまで昇格したが、メジャー昇格は果たせなかった。
エンゼルス時代
2022年9月4日、金銭トレードでロサンゼルス・エンゼルスに移籍。ジョナサン・ディアスの故障者リスト入りに伴い、移籍と同時に40人枠入りした。
その後、傘下AAA級ソルトレイク・ビーズでの出場を経て、9月29日にアーチー・ブラッドリーの故障者リスト入りに伴いメジャー初昇格。10月5日の対オークランド・アスレチックス戦(リングセントラル・コロシアム)においてメジャー初登板を果たした。この試合では先発した大谷翔平の後を受けて6回裏から登板し、0.1回を投げて被安打1、与四球1の成績を残した。
シーズンオフの11月18日にフリーエージェントとなった。12月14日にエンゼルスとマイナー契約を結び再契約したが、2023年3月24日にエンゼルスから放出された。
ホワイトソックス傘下~ナショナルズ傘下時代
2023年4月19日にシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結ぶ。契約後は傘下AA級バーミングハム・バロンズとAAA級シャーロット・ナイツで出場したが通算防御率9点台と打ち込まれ、7月13日に放出された。
その後、7月21日にワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結んだ。シーズン終了後に一旦フリーエージェントを選択したが、12月19日にナショナルズと再契約した。
2024年シーズンは最高で傘下AAA級ロチェスター・レッドウイングスまで昇格したが、メジャー再昇格は果たせなかった。オフの11月6日にフリーエージェントとなった。
中日時代
2025年1月28日、日本プロ野球の中日ドラゴンズが契約したことを発表した。背番号は94。推定年俸は6000万円。
選手としての特徴・人物
最速160km/hのストレートと、スライダー、スプリットなどの変化球を投げる。
テキサス州出身ということもあり、中日への入団会見の際にはカウボーイハットを持参して臨んだ。
詳細情報
年度別投手成績
- 2024年度シーズン終了時
背番号
- 58(2022年)
- 94(2025年 - )
脚注
関連項目
- メジャーリーグベースボールの選手一覧 W
- 中日ドラゴンズの選手一覧
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、Baseball-Reference (Register)
- 選手名鑑 - 中日ドラゴンズ公式サイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE